特許
J-GLOBAL ID:201403095161148446

イジングモデルの量子計算装置及びイジングモデルの量子計算方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (2件): 岡田 賢治 ,  今下 勝博
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2013-003293
公開番号(公開出願番号):特開2014-134710
出願日: 2013年01月11日
公開日(公表日): 2014年07月24日
要約:
【課題】イジングモデルの計算時間を指数関数的に短縮させることにより、イジングモデルにマッピングされるNP完全問題などの計算時間を指数関数的に短縮させる。【解決手段】マスターレーザーMによって注入同期を行われる複数のスレーブレーザーBの各ペアについて、スレーブレーザー相互間強度制御部IA及びスレーブレーザー相互間光路長制御部IPを用いて、2つのスレーブレーザーBの間で交換される光の強度及び2つのスレーブレーザーBの間の光路長を制御することにより、2つのスレーブレーザーBの間の擬似的なイジング相互作用Jijの大きさ及び符号を実装する。複数のスレーブレーザーBが定常状態に到達した後に、発振位相測定部PMを用いて、マスターレーザーMの発振位相に対する複数のスレーブレーザーBの発振位相の相対値を測定することにより、複数のスレーブレーザーBの擬似的なイジングスピンσiを測定する。【選択図】図2
請求項(抜粋):
イジングモデルの複数のサイトに対応し、予め定められた同一の方向の偏光を有する光を発振する複数のコヒーレント発振器と、 前記複数のコヒーレント発振器に対して注入同期を行い、前記予め定められた同一の方向の偏光を有する光を発振するマスター発振器と、 前記マスター発振器及び各コヒーレント発振器の間に配置されるマスター発振器-コヒーレント発振器間光路部と、 前記複数のコヒーレント発振器の各ペアについて、2つのコヒーレント発振器の間に配置されるコヒーレント発振器相互間光路部と、 各マスター発振器-コヒーレント発振器間光路部に配置され、各コヒーレント発振器の発振周波数を前記マスター発振器の発振周波数に制御する発振周波数制御部と、 前記複数のコヒーレント発振器の各ペアについて、各コヒーレント発振器相互間光路部に配置され、2つのコヒーレント発振器の間で交換される光の強度を制御することにより、2つのコヒーレント発振器の間の擬似的なイジング相互作用の大きさを実装するコヒーレント発振器相互間強度制御部と、 前記複数のコヒーレント発振器の各ペアについて、各コヒーレント発振器相互間光路部に配置され、2つのコヒーレント発振器の間の光路長を制御することにより、2つのコヒーレント発振器の間の擬似的なイジング相互作用の符号を実装するコヒーレント発振器相互間光路長制御部と、 前記複数のコヒーレント発振器が定常状態に到達した後に、前記マスター発振器の発振位相に対する前記複数のコヒーレント発振器の発振位相の相対値を測定することにより、前記複数のコヒーレント発振器の擬似的なイジングスピンを測定する発振位相測定部と、 を備えることを特徴とするイジングモデルの量子計算装置。
IPC (3件):
G02F 3/00 ,  H01S 3/00 ,  H01S 3/10
FI (3件):
G02F3/00 ,  H01S3/00 A ,  H01S3/10 Z
Fターム (13件):
2K002AA01 ,  2K002AB27 ,  2K002AB40 ,  2K002BA03 ,  2K002DA01 ,  2K002GA10 ,  5F172DD04 ,  5F172NN22 ,  5F172NN24 ,  5F172NP02 ,  5F172NR02 ,  5F172NR03 ,  5F172ZZ12
引用特許:
出願人引用 (1件)
引用文献:
出願人引用 (2件) 審査官引用 (1件)
  • Demonstration of statistical mechanics phase transitions with arrays of thousands of coherent lasers

前のページに戻る