特許
J-GLOBAL ID:201403095512201632

廃棄物からのリン酸の回収方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 須賀 総夫
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2012-163160
公開番号(公開出願番号):特開2014-018783
出願日: 2012年07月23日
公開日(公表日): 2014年02月03日
要約:
【課題】し尿および浄化槽汚泥からリン酸を回収するMAP法の実施に当たって、発生する脱水汚泥の水分含有量を低減し、従来技術による80%程度から、70%以下、好適な場合は60%程度まで低くすることができる改良技術を提供する。【解決手段】下記の諸工程を実施する:A)し尿および/または浄化槽汚泥である原液を、粗破砕および微破砕し、B)微破砕を経た原液を、少なくとも3個の槽を使用する凝集沈殿工程に回し、第一の槽においてpH調整を行ない、C)第二の槽において有機凝集剤を添加して撹拌することによって凝集沈殿を開始させ、D)第三の槽において凝集沈殿を完結させたのち、E)濃縮機にかけて前段の固液分離を行なって、液体分をMAP反応塔に送り、F)固体分を加圧脱水機にかけて脱水することにより水分含有量が70%以下の脱水汚泥を得る。以下は、既知のMAP法に従う。【選択図】図1
請求項(抜粋):
廃棄物からリン酸を回収する方法であって、下記の諸工程からなる方法: A)し尿および/または浄化槽汚泥である原液を、粗破砕および微破砕し、 B)微破砕を経た原液を、少なくとも3個の槽を使用する凝集沈殿工程に回し、第一の槽においてpH調整を行ない、 C)第二の槽において有機凝集剤を添加して撹拌することによって凝集処理を開始し、 D)第三の槽において凝集処理を完結させたのち、 E)濃縮機にかけて前段の固液分離を行なって、液体分をMAP反応塔に送り、 F)固体分を加圧脱水機にかけて脱水することにより水分含有量が70%以下の脱水汚泥を得、 G)MAP反応塔において、液体分にpH調節剤およびマグネシウム塩を添加して、リン酸マグネシウムアンモニウム(MAP)の生成反応を起こさせ、反応塔内に反応液を循環させる間に生成したMAPの結晶を成長させ、 H)反応塔の底部からはMAPの結晶を濃縮した形で含有する濃縮液を抜き出し、反応塔の頂部からはMAPの結晶を含有しない分離液をオーバーフローさせて分離し、 I)濃縮液からMAPを回収して有効利用に向け、 J)分離液に必要な水処理を施して放流するか、または希釈して下水道に放流すること。
IPC (4件):
C02F 11/00 ,  C02F 11/14 ,  C02F 11/12 ,  C02F 1/58
FI (5件):
C02F11/00 C ,  C02F11/00 Z ,  C02F11/14 D ,  C02F11/12 C ,  C02F1/58 R
Fターム (19件):
4D038AA08 ,  4D038AB48 ,  4D038BB18 ,  4D059AA01 ,  4D059AA02 ,  4D059BE02 ,  4D059BE26 ,  4D059BE46 ,  4D059BE49 ,  4D059BE57 ,  4D059BF12 ,  4D059BJ00 ,  4D059BK11 ,  4D059CA21 ,  4D059CA25 ,  4D059CC01 ,  4D059DA08 ,  4D059DB11 ,  4D059EB01
引用特許:
出願人引用 (1件)
  • 特許第4925072号
審査官引用 (4件)
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