特許
J-GLOBAL ID:201403099755315577

仮想計算機システムおよび仮想計算機におけるI/O実施方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (3件): 井上 学 ,  戸田 裕二 ,  岩崎 重美
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2013-087040
公開番号(公開出願番号):特開2014-211727
出願日: 2013年04月18日
公開日(公表日): 2014年11月13日
要約:
【課題】 複数段の仮想計算機から成る多段仮想化環境において、上段の仮想計算機上のOSから実行するI/Oの性能は、物理環境や、下段の仮想計算機上のOSから実行するI/Oの性能と比較して劣化する。【解決手段】 n段目の仮想計算機上のOSで稼働するデバイスドライバをn+m段目の仮想計算機上のOSに認識させる(n、mは自然数)。 具体的には、メモリに共有領域を作成し、2段目のOSで稼働するデバイスドライバを2段目のOSにパススルーで認識させる。【選択図】 図2
請求項(抜粋):
CPUと物理メモリとを備える物理計算機と、 前記物理計算機上で動作して、第一の仮想計算機を提供する第一の仮想化機構と、 前記第一の仮想計算機上で動作して、第二の仮想計算機を提供する第二の仮想化機構と、 前記物理計算機に接続されるデバイスとを備え、 前記第一の仮想計算機が有するドライバ生成機構1は、 前記第一の仮想計算機に割当てられたデバイスのドライバ1を、前記第一の仮想計算機に割り当てられた第一の仮想メモリに展開し、 前記第一の仮想計算機に割当てられたデバイスの識別子をコントローラ情報として、前記ドライバ1に格納し、 前記ドライバ1が展開された前記第一の仮想メモリの領域内に、共有領域1を生成し、 前記ドライバ1に対応し、前記第一の仮想計算機に割当てられたデバイスの識別子と、前記共有領域1のアドレスとを、アドレス管理情報に格納し、 前記アドレス管理情報を、前記第一の仮想化機構に送信し、 前記第一の仮想化機構が有するドライバ生成機構Aは、 前記ドライバ生成機構1から受信した前記アドレス管理情報を参照して、前記第一の仮想計算機に割当てられたデバイスの識別子を取得し、 前記取得した第一の仮想計算機に割当てられたデバイスの識別子を、前記第一の仮想化機構が認識するデバイスの識別子に変換し、 前記第一の仮想化機構が認識するデバイスの識別子に対応するデバイスのドライバAを、前記物理メモリに展開し、 前記受信したアドレス管理情報を参照して、前記第一の仮想計算機が割当てられたデバイスの識別子に対応する前記共有領域1のアドレスを取得し、 前記取得した共有領域1のアドレスを、前記第一の仮想化機構が認識する共有領域Aのアドレスに変換し、 前記ドライバAが展開された前記物理メモリの領域内に、前記第一の仮想化機構が認識するアドレスに変換された共有領域Aを生成し、 前記ドライバ生成機構1は、 前記コントローラ情報に格納される識別子を用いて、前記アドレス管理情報を検索し、 前記アドレス管理情報に含まれる識別子と、前記コントローラ情報に格納される識別子とが一致する場合、前記一致する識別子に対応する共有領域1のアドレスを取得し、 前記取得した共有領域1のアドレスを、前記第二の仮想計算機が認識する共有領域2のアドレスに変換し、 前記変換した共有領域2のアドレスを、前記第二の仮想計算機に送信し、 前記第二の仮想計算機は、 前記第一の仮想計算機から受けた割込に対応するデバイスのドライバを、第二の仮想計算機のドライバ2とし、 前記ドライバ生成機構1から受信した前記共有領域2のアドレスを、前記ドライバ2に格納し、 前記第二の仮想計算機のドライバ2は、 前記第二の仮想計算機のIOの実行要求を受信し、 前記共有領域2に、前記受信したIOの実行要求を格納し、 前記第一の仮想化機構は、 前記IOの実行要求の前記共有領域2への格納により、前記共有領域2と対応する前記共有領域Aを参照し、 前記IOの実行要求を、前記第一の仮想計算機に割当てられたデバイスに対して実行し、 前記IOの実行完了を、前記ドライバ1に送信し、 前記第一の仮想計算機のドライバ1は、 前記第一の仮想化機構から受信したIOの実行完了を、前記ドライバ2に送信し、 前記第二の仮想計算機のドライバ2は、 前記ドライバ1から、IOの実行完了を受信する ことを特徴とする仮想計算機システム。
IPC (2件):
G06F 13/10 ,  G06F 9/46
FI (2件):
G06F13/10 330C ,  G06F9/46 350
引用特許:
出願人引用 (6件)
全件表示

前のページに戻る