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J-GLOBAL ID:201502200306299149   整理番号:15A1398953

酸化防止剤と血管の健康

Antioxidants and vascular health
著者 (5件):
資料名:
巻: 143  ページ: 209-216  発行年: 2015年12月15日 
JST資料番号: B0699B  ISSN: 0024-3205  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 文献レビュー  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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酸素フリーラジカルと他の活性酸素(ROS)は有酸素細胞代謝に共通した産物であるが,ROSの高レベルは酸化ストレスと細胞損傷を招く。ROSの高生成は血管透過性の変化と炎症を誘導する血管機能不全を招き,これは血管の修飾機能の欠落,血管弛緩と血管収縮のアンバランス,並びに炎症接着分子の発現異常が伴われる。炎症刺激はミトコンドリアのニコチンアミドアデニンジヌクレオチドリン酸オキシダーゼ,特にNox4アイソフォームの高い活性から生成した酸化ストレスを促進し,続いてミトコンドリアのβ酸化を損なわせる。Nox4活性増加とROS過剰生成に起因する血管機能不全は心血管系疾患,糖尿病,炎症性腸疾患,および神経系疾患の悪化を惹起する。天然物誘導体または新規合成分子を用いた効果的な酸化防止剤治療の開発へのかなりの数の研究なされてきた。酸化防止剤は細胞損傷をROSの過剰生成の減少またはROSが関わる反応の阻害により保護するかもしれない。ビタミンEとアスコルビン酸は天然の酸化防止剤であり,酸素由来フリーラジカルのスカベンジャー作用により脂質過酸化の損傷に反作用し,血管機能を回復させることがよく知られている。近年,ゴジベリー,サイマス,ローズマリー,緑茶ジンセン,およびニンニクといった天然の酸化防止剤に関する予備試験が血管損傷を抑制する有益性のために行われた。N-アセチル-システインとプロピニル-L-カルニチンは内皮と平滑筋細胞の両者で内因性の酸化防止剤に替わることによりROS生成を制御する合成化合物である。本レビューでは,著者らは酸化ストレス生成による血管機能不全に関する分子メカニズム,並びに酸化防止剤療法の有益作用を考える。Copyright 2015 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (5件):
分類
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循環系の基礎医学  ,  その他の薬物の基礎研究  ,  生薬の薬理の基礎研究  ,  ビタミンE  ,  ビタミンC 
物質索引 (4件):
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タイトルに関連する用語 (2件):
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