文献
J-GLOBAL ID:201502200448898120   整理番号:15A0896780

土壌を除去せず現場で塩溶液を土壌中に循環させることによる除染の可能性

On Site Removal of Radioactive Contamination by Circulating Salt Solution in Contaminated Soil
著者 (1件):
資料名:
巻:号:ページ: 139-142  発行年: 2013年09月25日 
JST資料番号: F1580A  ISSN: 2187-8382  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
表土を除去することなく,現地で放射性セシウムを効率的に回収する方法について検討した。土壌中のセシウムのうち,イオン交換可能な状態のものを,土壌に塩溶液を循環させることにより可溶化した。循環には0.5M酢酸アンモニウムを用いた。一方,土壌に強固に結合したセシウムについては,多くのセシウムが吸着している表面積が大きい粒子径の小さなものを同時に回収することで効率的に除去することを試みた。多数のパイプから塩溶液を土壌中に注入し,土壌表面に浸出してきた溶液を吸入用パイプで吸いこみ循環させ,流出してきた土壌微粒子を回収した。循環時間は1時間とし,これを2~3回行った。ろ液,微粒子,残った土壌に分け,ろ液はそのまま,微粒子と土壌は140°C,20時間乾燥して乾燥質量を測定した後に放射能を測定した。循環液に水を用いた場合可溶化してくる放射能は3%程度とあまり多くはなく,微粒子として回収された土壌には16%程度の放射性物質が含まれた。循環液に酢酸アンモニウムとアルギン酸を用いると,循環液に12%回収され,総除去率は42%で,このとき除去された微粒子の質量は全体の18%であった。このことは,回収された微粒子により多くの放射性物質が吸着していることを示している。(著者抄録)
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

準シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

分類 (2件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
環境の汚染及び防止  ,  土壌管理 
物質索引 (1件):
物質索引
文献のテーマを表す化学物質のキーワードです
引用文献 (5件):
  • 塚田祥文、山口紀子、高橋知之:化学と生物、49,834-842(2011)
  • 福島正、西久保勝、赤井芳恵、三倉通孝、宮本真哉:環境放射能除染学会第1回研究発表会要旨集、1,87(2012)
  • 木下哲一、谷本祐一:環境放射能除染学会第1回研究発表会要旨集、1,19(2012)
  • 竹下健二、高橋秀治、最上要、石堂昭夫:環境放射能除染学会第1回研究発表会要旨集、1,27(2012)
  • 三浦啓一、本間健一、佐々木忠志、木村武、真保崇:環境放射能除染学会第1回研究発表会要旨集、1,81(2012)

前のページに戻る