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J-GLOBAL ID:201502200536752578   整理番号:15A0791516

皮質層横断ベータ-ガンマ振動の低速振動と平衡のパルブアルブミンとソマトスタチン発現GABA作動性ニューロンの寄与

Contribution of parvalbumin and somatostatin-expressing GABAergic neurons to slow oscillations and the balance in beta-gamma oscillations across cortical layers
著者 (10件):
資料名:
巻: 2015  号: Feb  ページ: WEB ONLY  発行年: 2015年02月 
JST資料番号: U7037A  ISSN: 1662-5110  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: スイス (CHE)  言語: 英語 (EN)
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皮質介在ニューロンは皮質振動活性に寄与する数種のサブタイプに分類される。抑制性介在ニューロンタイプであるパルブアルブミン(PV)発現細胞は局所場電位(LFPs)のガンマ振動に関与する。ケタミン-キシラジン麻酔または睡眠時,哺乳類皮質回路は活性上昇状態と静止下降状態が~1Hzで交替する低速振動を示す。上昇状態はガンマ振動を含む多様な高周波振動から成る。しかし,PV細胞とソマトスタチン(SOM)細胞がいかに上昇状態に取込まれた低速及び高周波振動に寄与するかは不明である。これら疑問を解明するため,主にPV細胞(PV-GAD67マウス)又はSOM細胞(SOM-GAD67マウス)のグルタミン酸デカルボキシラーゼ67欠失マウスを用いた。PV-GAD67マウスとSOM-GAD67マウス間のLFPを比較した。PV細胞は錐体細胞近位を標的とするが,SOM細胞は樹状細胞を好む介在ニューロンである。活性上昇状態持続はPV-GAD67マウスで短縮したが,SOM-GAD67マウスでは延長傾向を認めた。発火頻度はPV-GAD67マウスで増加傾向を示したが,SOM-GAD67マウスでは減少傾向を示した。デルタ振動はSOM-GAD67マウスで増加傾向であるが,PV-GAD67マウスでは減少傾向を示した。電流源密度とウェーブレット解析を各周波振動深部プロファイル決定のために実施した。高ガンマ及び脈動(60~200Hz)出力値はPV-GAD67マウスで特に新皮質上層で減少したが,SOM-GAD67では減少しなかった。また,特にPV-GAD67マウスではベータ出力(15~30Hz)は深層で増加した。これら結果はPV細胞が上昇状態の維持と皮質層を横断するガンマ及びベータバンド平衡に重要な役割を演じ,SOM及びPV細胞は上昇状態及びデルタ振動制御に非対称的に寄与するかもしれないことを示唆する。(翻訳著者抄録)
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分類 (1件):
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中枢神経系 

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