抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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平面水槽において津波の水理実験をするための,津波造波装置を開発,導入した。本装置は,既に2次元長水槽に導入済みのもので,チャンバー内の空気を吸引して水を溜め,吸気バルブを解放して自由落下により水を吐き出して津波を造波するものである。このタイプの造波装置は,津波の形状(波形)がチャンバーの形状等により決まり任意に変更できない課題があった。そこで本装置では,吸気バルブを複数設置し,この解放タイミングを制御することにより,波形を変更可能とした。本装置は8つのチャンバー(幅1.5m)で構成され,幅12mの造波領域を確保している。造波性能確認実験の結果,水深40cmの場合,最大津波高として40cmの津波が造波可能であること,段波や分裂波などの様々形状の津波が,吸気バルブの制御により造波可能であることが確認された。(著者抄録)