抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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ソフトウェアのバグや変更要求などを効率よく管理するシステムとして,バグ管理システムがある。このシステムにおいて起こる問題の1つに,バグ報告の重複がある。バグ報告の重複は,複数の開発者が同じ内容の報告に対応することになるため,ソフトウェア開発の効率に悪影響を及ぼす。したがって,ユーザや開発者はバグを報告する前に,内容が重複する報告がないか確認し,バグ報告の重複を防ぐことが望ましい。しかし,この作業にユーザや開発者は手間を取られることになる。この労力を削減する手段として,入力途中で自動的に検索し,重複するバグ報告を示すことを考える。本研究では,バグ報告の入力途中での重複検出に向けて,検出の精度と検出に用いる単語数との関連を調査する。調査の結果,特定の単語数以上を検出に用いても精度はあまり上昇せず,重複とみなされるバグ報告数は増えることが予測された。したがって,入力途中でバグ報告の重複検出をすると,報告者に比較的少数の良い候補を提示できるため,バグ報告の重複の発生の予防に貢献するとともに,バグ報告の記述を助けることができるのではないかと考える。(著者抄録)