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J-GLOBAL ID：201502201089106422   整理番号：15A1348527

ヒマシ油変性ポリオールを用いた新規熱可塑性ポリウレタンの合成

Synthesis of Novel Thermoplastic Polyurethane Using Castor Oil Denatured Polyol

著者 (3件)： 今野真也 (関東学院大学工学部物質生命科学科) ,  内田希 (関東学院大学理工学部理工学科化学学系) ,  香西博明 (関東学院大学理工学部理工学科化学学系)
資料名： 高分子論文集  (Japanese Journal of Polymer Science and Technology)
巻： 72  号： 11  ページ： 687-689 (J-STAGE)  発行年： 2015年 
JST資料番号： G0122A  ISSN： 0386-2186  CODEN： KBRBA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 天然材料のヒマシ油を用いた,環境にやさしい新規な熱可塑性ポリウレタンの合成,機械物性および酵素分解性を解説した。ヒマシ油変性ポリオールとヘキサメチレンジイソシアネート変性プレポリマから,DBTDL触媒を用いて,熱可塑性ポリウレタンを合成した。生分解性を有するポリカプロラクトン系ポリウレタンと比較すると,15°C以上の熱分解開始温度の上昇から熱安定性の改善が認められた。Young率,破断点-応力,破断点-歪などは,従来の脂肪族系ポリウレタンと同等以上であった。ポリウレタンの高分子膜の,豚膵臓由来リパーゼによる酵素的分解を検討した。

シソーラス用語： *ポリオール ,  *ポリウレタン ,  *熱可塑性ゴム ,  *熱可塑性プラスチック ,  *ひまし油 ,  プレポリマ ,  粘弾性 ,  天然材料 ,  グリーンケミストリー ,  酵素的分解 ,  生分解性高分子 ,  微生物分解性 ,  熱安定性 ,  Young率 ,  破断強さ ,  応力歪特性 ,  応力歪曲線 ,  ポリイソシアネート ,  リパーゼ ,  動的粘弾性 ,  *熱可塑性ポリウレタン ,  機械的性質 ,  環境管理 ,  管理 ,  環境保全 ,  強度 ,  特性 ,  曲線 ,  線
準シソーラス用語： 環境にやさしい化学 ,  酵素分解

分類 (4件)： 高分子固体の力学的性質  (CG02023D) ,  重付加  (CG04040O) ,  ポリウレタン  (YH07130G) ,  油料作物  (FC03074V)

物質索引 (5件)： DBTDL ,  HDI ,  テレフタル酸1-[2-[[(6-イソシアナトヘキシル)カルバモイル]オキシ]エチル]4-[2-[2-[[(5-イソシアナトペンチル)カルバモイル]オキシ]エトキシ]エチル] ,  テレフタル酸ビス(2-ヒドロキシエチル) ,  ビス[(Z)-12-ヒドロキシ-9-オクタデセン酸]エチレン

引用文献 (13件)：

• 1) “最新ポリウレタン材料と応用技術”, 松永勝治監修, シーエムシー (2006).
• 2) 浜口隆司, 機能材料, 26, 45 (2006).
• 3) X. Jiang, J. Li, M. Ding, H. Tan, Q. Ling, Y. Zhong, and Q. Fu, Eur. Polym. J., 43, 1838 (2007).
• 4) A. Takahara, M. Hadano, and S. Sasaki, SPring-8 Res Front 2006, 100 (2007).
• 5) S. S. Umare and A. S. Chandure, Chem. Eng. J., 142, 65 (2008).

タイトルに関連する用語 (4件)： ヒマシ油 ,  変性 ,  ポリオール ,  熱可塑性ポリウレタン