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J-GLOBAL ID：201502201916731057   整理番号：15A0983646

AE法による積層ゴム支承の損傷評価に関する実験的研究

USING ACOUSTIC EMISSIONS TO ASSESS DAMAGE TO LAMINATED RUBBER BEARINGS

著者 (4件)： 川崎佑磨 (立命館大学 理工学部都市システム工学科) ,  寺村直人 (立命館大学大学院 理工学研究科) ,  伊津野和行 (立命館大学 理工学部都市システム工学科) ,  岡田慎哉 (国立研究開発法人土木研究所 寒地土木研究所寒地構造チーム)
資料名： 土木学会論文集 A1(構造・地震工学)(Web)  (Journal of Japan Society of Civil Engineers, Ser. A1 (Structural Engineering & Earthquake Engineering) (Web))
巻： 71  号： 2  ページ： 244-254 (J-STAGE)  発行年： 2015年 
JST資料番号： U0201A  ISSN： 2185-4653  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 我が国の橋梁には,1995年に発生した兵庫県南部地震以降,積層ゴム支承が積極的に導入された.近年,経年劣化や地震などにより,積層ゴム支承の損傷が報告されている.しかし,ゴム支承内部を含めた損傷度評価が困難であり検査手法もないのが現状である.本研究では,非破壊検査法の一つであるアコースティック・エミッション(AE)法を用いた損傷評価について検討した. 事前にせん断試験を受けた供試体を使用して,繰返し圧縮載荷による試験を行った.その結果,もっとも大きな負荷履歴を有する供試体において特徴的なAEパラメータ挙動が確認され,マイクロスコープによる観察においても内部の損傷が確認された.さらに,現地計測においても同様の結果が得られ,交通荷重による加振のみでAE法によるゴム支承の損傷評価ができることを示した.(著者抄録)

シソーラス用語： *AE検査 ,  評価 ,  疲れ損傷 ,  ゴム ,  免震装置 ,  監視 ,  監視装置 ,  健全性 ,  位置決め ,  圧縮試験 ,  温度依存性 ,  橋梁支承 ,  *内部欠陥 ,  *積層ゴム ,  剪断 ,  ゴム支承 ,  *構造ヘルスモニタリング ,  損傷評価
準シソーラス用語： 非破壊検査法

分類 (2件)： 建設材料試験  (RA06020D) ,  橋梁の破壊,保守,その他  (RC06080X)

引用文献 (20件)：

• 土木学会地震工学委員会:東日本大震災による橋梁等の被害分析 WG 報告書,第 15 回性能に基づく橋梁等の耐震設計に関するシンポジウム,pp. II_46-51, 2012.
• 曽田信雄,山田金喜,木水隆夫,広瀬剛,鈴木基行:東北地方太平洋沖地震により破断した積層ゴム支承の性能試験,構造工学論文集,Vol.59A,pp.516-526,2013.
• 林訓裕,足立幸郎,甲元克明,八ツ元仁,五十嵐晃, 党紀,東出知大:経年劣化した鉛プラグ入り積層ゴム支承の残存性能に関する実験的検証,土木学会論文集 A1(構造・地震工学),Vol.70,No.4(地震工学論文集第 33 巻),pp.I_1032-1042,2014.
• 伊藤義人,矢澤晃夫,佐藤和也,顧浩声,忽那幸浩, 山本吉久:高梁支承用ゴムの環境劣化特性 に関する基礎的研究, 土木学会論文集,No. 794/I-72,pp.253-266,2005.
• 伊藤義人,佐藤和也,顧浩声,山本吉久:橋梁用天然ゴム支承の性能劣化特性に関する研究,土木学会論文集 A,Vol. 62,No. 2,pp.255-266,2006.

タイトルに関連する用語 (4件)： AE ,  積層ゴム支承 ,  損傷評価 ,  実験的研究