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J-GLOBAL ID：201502201962402009   整理番号：15A0959661

製品事故データベースと消費動向調査を利用した製品事故率の経年変化の把握

Characterization of Product Accident Rate based on Product Accident Database and Consumer Confidence Survey

著者 (4件)： BATUMENGKE (長岡技科大) ,  ZHANG Kun (河南理工大学安全科学工程学院) ,  福田隆文 (長岡技科大 システム安全系) ,  三上喜貴 (長岡技科大 原子力安全系)
資料名： 日本信頼性学会誌  (REAJ誌)
巻： 37  号： 4  ページ： 191-200  発行年： 2015年07月01日 
JST資料番号： L2778A  ISSN： 0919-2697  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 家庭や社会生活において製品事故が多発している。その原因には,製品の欠陥,ユーザーの誤使用や不注意,危険性への意識の希薄化等の様々な要因が挙げられる。本稿は,製品事故のうち,特に長期にわたって使用される耐久消費財に関する事故発生パターンの解明を目的として,製品評価技術基盤機構(NITE)の作成する製品事故データベースと,内閣府の作成する消費動向調査を利用して製品事故率の経年変化を把握する方法論とその試算結果について述べる。消費動向調査は使用期間が長期にわたる耐久消費財に関して,買い替えなどの消費行動を体系的,数量的に把握できる唯一の政府統計であるが,これまで経済活動としての消費行動の把握に必要な指標しか集計・公表されてこなかった。しかし,本論文の分析によれば,同調査は製品事故パターンの解明にとって重要な情報を内包しており,適切な再集計を行うことにより製品の経年劣化の実態把握や事業者としてのリコール判断などに資する貴重な情報源となりうる。こうした分析結果を踏まえ,本稿は,製品安全の視点から同調査の有効活用方策について提案を行う。(著者抄録)

シソーラス用語： *耐久財 ,  *永年変化 ,  *事故 ,  *製品責任 ,  データベース ,  予測 ,  消費者行動 ,  安全性 ,  事故防止 ,  データ解析 ,  特性曲線 ,  事例研究
準シソーラス用語： 耐久消費財 ,  経年変化 ,  製品事故 ,  消費動向 ,  製品安全 ,  バスタブ曲線

分類 (1件)： 安全管理  (KB06000D)

引用文献 (10件)：

• 経済産業省・『製品安全ガイド』(2007), http://www.meti.go.jp/product_safety/producer/guideline
• 内閣府・『消費動向調査』(2013), http://www.esri.cao.go.jp/jp/stat/shouhi/menu_shouhi.html 独立行政法人製品評価技術基盤機構・生活安全分野,製品安全・事故情報データベース http://www.nite.go.jp 厚生労働省・人口動態統計,『我が国の人口動態』
• http://www.mhlw.go.jp/toukei/list/81-1.html
• 張 坤・王 金星・中平 勝子・三上 喜貴 (2011):"傷害情報システムの構築に関する研究",社会技術研究会誌,Vol.8,pp.111-123.
• 内閣府・『高齢社会白書』, http://www8.cao.go.jp/kourei/whitepaper/w-2012/zenbun/s1_1_1_02.html

タイトルに関連する用語 (6件)： 製品事故 ,  データベース ,  消費動向 ,  調査 ,  経年変化 ,  把握