文献

J-GLOBAL ID：201502202114793371   整理番号：15A0921821

難燃性マグネシウム合金鋳造材の不純物制御に関する研究(第2報)

著者 (3件)： 園田正樹 (大分県産業科技セ) ,  高橋芳朗 (大分県産業科技セ) ,  谷口秀樹 (大分県産業科技セ)
資料名： 大分県産業科学技術センター研究報告(Web)  (大分県産業科学技術センター研究報告書(Web))
巻： 2014  ページ： 19-23 (WEB ONLY)  発行年： 2014年 
JST資料番号： U0161A  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 難燃性マグネシウム合金の燃えにくく取り扱いやすいという特徴を活かし,近年新たな分野へのマグネシウム事業展開が期待されている。しかし,高温で溶融するとステンレス鋼製るつぼから鉄が混入し,耐食性が低下することが明らかになっている。そこで我々は,昨年度より難燃性マグネシウム合金鋳造材の基盤技術強化策の一つとして,本研究に取り組んでいる。本年度は,難燃性マグネシウム合金とステンレス鋼製るつぼ内壁との界面での現象を把握し,混入抑制に有効な方法を検証するため,1)ステンレス鋼板上で難燃性マグネシウム合金を溶融した際のステンレス鋼と難燃性マグネシウム合金との界面の状態,2)ステンレス鋼の加熱履歴が及ぼす難燃性マグネシウム合金中の不純物元素の濃度変化について調査した。その結果,ステンレス鋼と難燃性マグネシウム合金との界面に鉄および鉄とクロムを含む酸化物が確認され,ステンレス鋼の大気中での加熱履歴の増加にともない,難燃性マグネシウム合金中の鉄やクロムの濃度が増加することが確認された。(著者抄録)

シソーラス用語： *マグネシウム合金 ,  アルミニウム含有合金 ,  亜鉛含有合金 ,  マンガン含有合金 ,  カルシウム含有合金 ,  難燃性 ,  鋳物 ,  不純物 ,  ステンレス鋼 ,  *汚染 ,  *融解 ,  金属組織

分類 (1件)： その他の金属組織学  (WB01040Y)

引用文献 (17件)：

• 才川清二:自動車軽量化に向けたマグネシウム合金鋳物の開発動向;軽金属,第60 巻第11 号(2010),571-577
• 伊藤荿:マグネシウムの製錬/溶解・鋳造;軽金属, 第59 巻(2009)第7 号,371-381
• 上野英俊:マグネシウム合金の難燃化と応用技術, MATERIAL STAGE,Vol.4(No.8)(2004),P.41-P.47
• 上田光二:難燃性マグネシウム合金押出製品,近畿車輛技報 第11 号(2004.11),P.38-P.41
• 高橋芳朗,園田正樹,重光和夫,吉松研一:難燃性マグネシウム合金の流動性に及ぼす鋳込温度および塗型の影響,平成19 年度大分県産業科学技術センター研究報告

タイトルに関連する用語 (5件)： 難燃性 ,  マグネシウム合金 ,  鋳造材 ,  不純物制御 ,  研究