抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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日本のアメンボ,アメンボ科(ファブリキウス)は,翼二形性(長と短の成虫)を示す。各々の形態における繁殖の戦略をはっきりさせるために,無性期間での卵の数の変化が,解剖により調べられた。発生後間もなく,2,3の未熟な卵が,両方の形態において雌性の卵巣が見つかった。未熟な卵の数は,年齢と共に増加し,最高50の卵は,各々の形態の5日齢の雌性において蓄積した。半成熟卵は,3日齢長翼の雌性で見つかったが,しかし1日齢で短翼の雌性で見つかった。更に,成熟卵は,長翼の雌性での5日齢で現れ,雌短翼のものより遅かった。成熟の数が年齢(13日に)と共に増加したが,長翼雌性での成熟卵の数の最大数は,短翼のそれより低かった。年齢の11日より若い雌性は,交配拒絶行動を示した。雌性は,交配後2日で産卵を始めた。長翼の雌性の最初の一群のサイズは,短翼のそれよりかなり少なかった。しかしながら,第4群の後,2つの形態の間での群サイズにおいて有意差はなかった。従って,短い翼雌性により生み出される多くの卵は,前繁殖期間の間に見つかった。