抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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ダイドーフーズ株式会社において作製された人造米,2種類の鉄添加米(ジャポニカ種を模した形状:鉄13mg/gとフィリピン米を模した形状:鉄13mg/g)と鉄と亜鉛を添加した1種類の鉄亜鉛添加米(ジャポニカ種を模した形状:鉄13mg/g+亜鉛12mg/g),さらに無添加米2種類(プラセボ:ジャポニカ種を模した形状とフィリピン米を模した形状),の合計5種類を用いた。またコントロールとして,無洗米の新潟鵜沼産こしひかり米を用いた。炊飯条件は無洗米に炊飯前に6種類の人造米をそれぞれ重量比20:1(無洗米:人造米)で混入し,電気炊飯器(TIGER炊飯ジャー炊き立て黒厚まる釜:JAG-H180W)にて炊飯した。炊飯の際に水は純水(RO水:福島工業株式会社製)を用いて,総米重量の1.1倍で加えた。対象者成人女性84名(平均年齢20.33±0.47歳)に対して,炊飯したそれぞれの米を用いて,味,香,見た目について10点満点で自記式の官能試験調査を行った。結果,味について中央値ならびに50%範囲で比較すると一番評価が高かったのはやはり「こしひかり」で,続いて「フィリピンプラセボ」,「ジャポニカプラセボ」,「ジャポニカ鉄亜鉛添加」「ジャポニカ鉄添加」「フィリピン鉄添加」の順であった。(著者抄録)