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J-GLOBAL ID:201502202407393297   整理番号:15A1239504

断片サイズの勾配に沿ったパターンから推定した小断片化した森林の長期的動態

Long-term dynamics of small fragmented forests inferred from patterns along a gradient of fragment sizes
著者 (6件):
資料名:
巻: 30  号:ページ: 1057-1064  発行年: 2015年11月 
JST資料番号: X0313A  ISSN: 0912-3814  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: ドイツ (DEU)  言語: 英語 (EN)
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森林の断片化は残された生物相と生態系機能に広範囲な影響を与えるが,断片化森林の長期的動態はよくわかっていない。1940年代と1950年代に人為的に断片化され,これらの森林断片の長期的動態の調査が1999年に開始された日本の温帯落葉樹林の8断片(0.3~8.5ha)について,2011年に再調査した。調査期間12年間における樹木サイズ分布,地上バイオマス,群落組成を比較した。また,樹木年輪シリーズの樹木生態学的解析により擾乱歴も再作成した。小さめの断片は1999年に大木の密度が低く,小規模な擾乱事象が森林断片化と同じ時期に比較的頻繁に起こったと推定された。これらの結果は,樹木死亡率は断片化に伴って増加するとの予測と一致した。小断片における樹木死亡率の増加はより大きな断片に比べてバイオマス密度の大きな損失が示唆されるが,12年間で地上バイオマスは小断片でより速く回復した。いくつかの小断片はバイオマス増加の異常な速度を示し,それは断片化事象からの単なる回復の結果ではなく,より最近の擾乱からの回復も反映していることが示唆された。結果として,小断片の種構成は時間の経過で大きな断片の種構成に近づいたが,2011年の小断片における大木の密度は依然として低かった。試験結果から,森林断片化の機能的帰結を予測するときにはこのような複雑な森林動態を考慮する必要があると考えられた。Copyright 2015 The Ecological Society of Japan Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
分類
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森林生物学一般  ,  植物生態学 
引用文献 (42件):
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