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J-GLOBAL ID:201502202858859729   整理番号:15A1036322

白亜紀珪長質火成活動に先行する西朝日複合塩基性岩体の成因

Genesis of the Nishiasahi basic intrusive complex in the Asahi Mountains prior to the Cretaceous felsic magmatism
著者 (8件):
資料名:
巻: 44  号:ページ: 189-204 (J-STAGE)  発行年: 2015年 
JST資料番号: G0124B  ISSN: 1345-630X  CODEN: GKKABJ  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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朝日産地を含む羽越地域には,花崗岩類を主とする深成岩類とジュラ紀付加体堆積岩より構成される先新第三系基盤岩類が広く分布している。この朝日山地深成岩類のうち,最も初期に活動した西朝日岩体は,石英閃緑岩質マグマを親マグマとする分別結晶作用と集積作用によって斑れい岩からトーナル岩まで岩相が変化する。分別結晶作用のモデル計算の結果,石英閃緑岩類の親マグマから娘マグマへの分別結晶作用は,角閃石25.4%,斜長石23.0%,黒雲母8.2%,磁鉄鉱1.1%の分別によって導き出せることが分かった。これらの分別された集積鉱物の量比の選択的な違いによって斑れい岩類および優黒質斑れい岩は幅の広い組成を有する。また,西朝日岩体のSr,Nd同位体比は瀬戸内の領家帯苦鉄質岩の同位体比とほぼ一致する。石英閃緑岩類の親マグマは下部地殻を構成する高SrI・低NdI組成の角閃岩が部分溶融することにより形成された可能性がある。
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分類 (1件):
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岩石成因論 
引用文献 (50件):
  • 穴田真一,加々島慎一(2008):朝日山地に分布する西朝日複合塩基性岩体の多様性.MAGMA, 89, 17–31.
  • 安藤 勧,志村俊昭(2000):朝日山地周辺に分布する火成岩類の活動ステージ区分と地球化学.日本地質学会第 107 年学術大会講演要旨,157–157.
  • Arakawa, Y., Saito, Y. and Amakawa, H. (2000): Crustal development of the Hida belt, Japan: Evidence from Nd-Sr isotopic and chemical characteristics of igneous and metamorphic rocks. Tectonophys., 328, 183–204.
  • Arth, J. G. (1976): Behavior of trace elements during magmatic processes-A summary of theoretical models and their applications. J. Res. U.S. Geol. Surv., 4, 41–47.
  • 朝日団体研究グループ(1987):朝日山地南西部の地質—その 1.岩石記載と貫入関係—.地球科学,41, 253–280.
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