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J-GLOBAL ID：201502203184484992   整理番号：15A0941308

マルチパス環境におけるMIMOドップラレーダを用いた複数人物の屋内リアルタイム行動追跡

Indoor Real-time Tracking of Multiple Moving-Persons in Multipath Environment Using MIMO Doppler Radar

著者 (3件)： 佐藤耕平 (新潟大 大学院自然科学研究科) ,  山田寛喜 (新潟大 大学院自然科学研究科) ,  山口芳雄 (新潟大 大学院自然科学研究科)
資料名： 電子情報通信学会技術研究報告  (IEICE Technical Report (Institute of Electronics, Information and Communication Engineers))
巻： 115  号： 79(AP2015 32-38)  ページ： 1-6  発行年： 2015年06月04日 
JST資料番号： S0532B  ISSN： 0913-5685  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： マンロケーション管理,セキュリティ対策などの需要から,人物を対象とした屋内におけるセンシング技術が注目を集めている。電波を用いたセンシング技術のひとつとして,アレーアンテナを用いたレーダシステムによる屋内位置推定がある。この手法では,電波到来方向(Direction-of-Arrival,DOA)と基地局,ターゲット間距離を推定し,位置推定を行う。しかし,屋内などのマルチパス環境においては,壁面や家具などの散乱体によって生じたマルチパス応答(不要ターゲット応答)に埋もれることにより,所望ターゲット応答の推定精度が劣化する。この問題を解決するため,ドップラ周波数フィルタ処理によって動きのない不要ターゲット応答を抑圧し,所望ターゲットである動きのある人物を効果的に検出する手法を提案する。更に,マンロケーション管理においては移動ターゲットの行動追跡も重要な課題であるため,リアルタイムでの実現を目的として追尾フィルタを用いた検討を進めてきた。本報告では,実際の人物をターゲットとしたリアルタイム行動追跡について実験的検討を行い,有効性を確認する。(著者抄録)

シソーラス用語： *レーダ ,  *Dopplerレーダ ,  経路 ,  推定 ,  時間 ,  濾波器 ,  アレイアンテナ ,  *追跡
準シソーラス用語： *MIMOレーダ ,  マルチパス ,  リアルタイム ,  屋内位置推定 ,  *人物追跡 ,  追尾フィルタ

分類 (3件)： レーダ  (ND13010H) ,  電波伝搬一般  (ND05010Q) ,  アンテナ  (ND06000M)

引用文献 (10件)：

• S. Fukushima, H. Yamada, H. Kobayashi and Y. Yamaguchi, ”Human Motion Detection and Extraction by Using FM-CW Range- Doppler Radar,” Proc. of 2014 International Symposium on Antennas and Propagation (ISAP2014), pp.173-174, Kaohsiung, Taiwan, Dec. 2014.
• 辻宏之, ”アレーアンテナを用いた屋内外の無線局位置推定の実験的検証,” 信学論(B), vol.J90-B, no.9, pp.784-796, Sep.2007.
• 岡本佳久,大槻知明, ”人の動きに伴うドップラーシフトを用いた時空間バーチャルアレーの構成に基づく位置推定アルゴリズム,” 信学技報, vol.RCS2011-135, no.180, pp.135-140, Aug. 2011.
• 佐藤耕平,山田寛喜,山口芳雄, ”MIMOドップラレーダによる屋内移動ターゲットの検出について,” 信学技報, vol.A・P2014-1, pp.1-6, Apr. 2014.
• 佐藤耕平,山田寛喜,山口芳雄, ”屋内における人物の行動追跡に関する実験的検討,” 電子情報通信学会信越支部大会, 4B-4, Oct.2014.

タイトルに関連する用語 (9件)： マルチパス ,  環境 ,  MIMO ,  ドップラレーダ ,  人物 ,  屋内 ,  リアルタイム ,  行動 ,  追跡