抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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本稿は,研究と計画と実践に関し,世代による経験,モチベーションの違いとこれからの計画学研究について報告した。先ず,計画系研究のモチベーションに関し,実務と結びついたモチベーションを筆者自身は持つことができなかったこと,学術研究の全てが実務と直結していなければならない訳ではないこと,しかし,現実の社会と全く乖離していては計画分野の研究とは言えないこと等を報告した。次に,世代間ギャップ,研究細分化の弊害について報告した。最後に,今後の課題として,どのようにすれば研究者,特に若手研究者が多くの視点を統合していく技能と,地域全体に介入していくという覚悟を持てるようになるだろうかということ,多くの大学研究者にとって現場に触れられる機会は限られてきていること,計画学は,実際の社会を扱いつつも,一部では夢のあるもの,理想を議論するところに実務との違いがあること等を報告した。