抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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本論文は,回分式・単一波長外部照射リアクターの紫外線併用促進酸化プロセスにおける紫外線エネルギーの評価方法を提案することを目的とした。紫外線エネルギーは,試料全体に吸収されたものと試料中に存在する各物質に吸収されたものを区別して算出した。紫外線光分解(UV/H
2O
2)とフォトフェントン反応(UV/H
2O
2/Fe)による過酸化水素の分解実験を行ない,過去の文献との比較を行なった。また,対象有機物質としてギ酸を用いて,UV/H
2O
2およびUV/H
2O
2/Feを用いた分解実験を行なった。これまで報告されている量子収率等の文献値と比較すると,実験条件によって値に変動があることが確認された。異なる波長の紫外線ランプを用いた実験や表面照度が異なる実験であっても,吸収紫外線エネルギーを統一指標とすることで,それぞれの実験を比較検討することができるとわかった。また,試料中の各物質に吸収された紫外線エネルギーを計算することで,より詳細な紫外線併用促進酸化プロセスの評価につながると考えられる。(著者抄録)