抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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比較的長い通信遅延を許容して情報伝送を行うためのネットワークを遅延耐性ネットワーク(Delay Tolerant Network:DTN)と呼ぶ。本報告では,無線端末同士の情報交換および移動により情報拡散を行うエピデミック伝送により実現されるDTNを考える。エピデミック伝送の用途としてはある特定の端末に対する情報配信の他に,地域情報配信や災害時情報配信のように,ある特定の空間にいる不特定の端末への情報伝達も考えられる,このとき,特定の場所や空間に情報を“滞留”させておく必要があり,エピデミック伝送を用いた情報滞留が検討されている。本報告では,エピデミック伝送による情報滞留の応用として,商店街においてクーポンを情報滞留させ,景品の引換所に客を誘導することにより商店街全体で客を誘導することを考える。ここでは,情報の過度な拡散を防ぐために,端末の情報の送信を空間的に拡散制御しながら実現する情報滞留を考え,情報の魅力度,および景品の交換所の数や設置場所が客の誘導に与える影響について計算機シミュレーションにより評価する。(著者抄録)