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J-GLOBAL ID：201502204554314737   整理番号：15A1070852

吊橋に適用したケーブル併用制震すべりシステムのデバイスの地震時エネルギーに関する研究

STUDY ON SEISMIC ENERGY IN NEW SEISMIC CONTROLLED SYSTEM USING CABLES, SEISMIC DAMPERS AND SLIDE BEARINGS FOR THE SUSPENSION BRIDGE

著者 (8件)： 榊一平 (神鋼鋼線工業株式会社 エンジニアリング技術室) ,  松田哲夫 (元 西日本高速道路エンジニアリング九州株式会社) ,  松田泰治 (熊本大学大学院) ,  今村壮宏 (西日本高速道路株式会社) ,  坂田裕彦 (西日本高速道路エンジニアリング九州株式会社) ,  宇野裕惠 (オイレス工業株式会社 免制震事業部) ,  松田宏 (株式会社ドーユー大地 埼玉支社) ,  打越丈将 (JIPテクノサイエンス株式会社 大阪テクノセンタ)
資料名： 土木学会論文集 A1(構造・地震工学)(Web)  (Journal of Japan Society of Civil Engineers, Ser. A1 (Structural Engineering & Earthquake Engineering) (Web))
巻： 71  号： 4  ページ： I.780-I.798 (J-STAGE)  発行年： 2015年 
JST資料番号： U0201A  ISSN： 2185-4653  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ケーブル併用制震すべりシステムは,構造体をすべり支承で鉛直支持し,地震時水平方向には低摩擦で絶縁してケーブルに復元力を持たせ,制震ダンパーで地震時慣性力を低減する.このシステムでは,入力される地震エネルギーを弾性ひずみエネルギーに変換して一時的に貯蔵し,制震ダンパー等による減衰エネルギーにより地震エネルギーを消費する.また,すべり支承や制震ダンパーは剛塑性型の履歴特性を有しているため,変位にしたがい応答時の周期特性が変化する.本研究では,本システムを吊橋の床組縦桁に適用した場合の非線形時刻歴応答解析による応答性状から,各部位の応答時の周期特性を把握するとともに,各デバイスが蓄積および消散するエネルギーを分析した.この結果,本システムを適用した各部位の周期特性ならびに各デバイスが床組縦桁の耐震性に及ぼす効果を明らかにした.(著者抄録)

シソーラス用語： *吊橋 ,  耐震補強 ,  *ダンパ ,  防振 ,  *橋梁支承 ,  地震エネルギー ,  橋桁 ,  エネルギー散逸 ,  地震波 ,  地震動
準シソーラス用語： 滑り支承 ,  制振ダンパ

分類 (2件)： 橋梁の破壊,保守,その他  (RC06080X) ,  構造細目,橋梁付帯設備  (RC06070M)

引用文献 (14件)：

• 大塚久哲,吉田達矢,崔準祜,山内春絵:ステイケーブルおよびダンパーを用いた 2 径間吊橋の耐震補強策の検討,構造工学論文集 Vol.51A,pp791-799, 2005.
• 菰方弘樹,久保田展隆,田中智行,愛敬圭二:吊橋の耐震補強対策,土木学会第 63 回年次学術講演会講演概要集,pp.191-192,2008.
• 梶原 仁,松原拓朗,松田宏一,山口真史,小林一雄, 江野 澤正義:レインボーブリッジの耐震補強の設計・施工,橋梁と基礎,pp.13-22,2008.
• 松田哲夫,松田泰治,今村壮宏,坂田裕彦,宇野裕惠,松田宏,打越丈将:既設吊橋に適用するケーブル併用制震すべりシステムの研究,土木学会論文集, Vol. 70 No. 4, pp469-486, 2014.
• 大石義成,松田泰治,松田哲夫,宇野裕惠,今村壮宏,山下恭敬,松田宏,打越丈将:吊橋床組の縦桁連結構造に関する検討,土木学会第 68 回年次学術講演会講演概要集,pp.539-540, 2013.

タイトルに関連する用語 (8件)： 吊橋 ,  ケーブル ,  併用 ,  制震 ,  すべり ,  地震 ,  エネルギー ,  研究