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J-GLOBAL ID:201502204691378831   整理番号:15A0899091

ヒト大腸癌中の代謝変換の特徴付け

Characterizing metabolic changes in human colorectal cancer
著者 (10件):
資料名:
巻: 407  号: 16  ページ: 4581-4595  発行年: 2015年06月 
JST資料番号: E0425B  ISSN: 1618-2642  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: ドイツ (DEU)  言語: 英語 (EN)
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大腸がん(CRC)は,早期に診断するとき,治癒可能であるという事実にもかかわらず,世界のがんによる死亡の筆頭の原因である。早期診断を支援,又はCRCに進行するリスクがある前駆病変の確認のための新たなスクリーニング法の開発は,CRCにかかりやすい素因の持ち主の生存率の改善に不可欠である。メタボロミクスは,がんの研究分野に多くの応用が見られる発展途上分野である。進化してきた代謝作用ががんの理解と特徴付けのための手段として長い間調べられてきた。しかし,CRCの診断,又は疾患の進行の予測に利用される明確なメタボローム・プロファイルを確認するために,標準法を確立し,筆者らの能力を改善するさらなる研究が必要である。本研究は,CRC試料と非腫瘍性上皮組織,ならびに疾患の種々の段階(T1-T4)での転移性腫瘍と初発腫瘍の識別のための直接注入進行波イオンモビリティ質量分析の利用を立証する。筆者らの試料の直接注入によって,分析時間が大きく短縮されたので,通常のメタボロミクス・プラットフォームと比べて本法のスピードと有効性を大きく改善した。試料の型の代謝プロファイルの間の差異を視覚化し,この差異をもたらす特異なm/z特性を確認するために,部分最小二乗判別分析を用いた。明確なm/z特性の確認は,ヒト・メタボローム・データベースを利用して行った。筆者らは,非腫瘍結腸上皮からの腫瘍を識別し,またCRCの様々な段階を識別する脂肪酸の生合成の変更と共に,酸化,糖分解,及びポリアミン経路での変更を発見した。さらなる研究が必要であるが,本研究の結果は,結腸上皮細胞が,CRCの発生過程で,代謝リプログラミングを受け,はっきりと識別できる代謝物が,治療,又は一次予防での診断手段,又は可能な標的として役立つことを示唆する。Copyright 2015 Springer-Verlag Berlin Heidelberg Translated from English into Japanese by JST.
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質量分析  ,  消化器の腫よう 
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