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J-GLOBAL ID：201502204723813683   整理番号：15A1093764

夏期放牧における褐毛和種熊本系と黒毛和種繁殖牛の個体維持行動の比較

著者 (1件)： 伊藤秀一 (東海大 農)
資料名： 畜産技術  (Livestock Technology)
号： 724  ページ： 14-17  発行年： 2015年09月01日 
JST資料番号： Y0328A  ISSN： 0389-1348  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 黒毛和種の暑熱特性を明らかにすることを目的として,阿蘇地域の夏期昼間における黒毛和種(K)および褐毛和種(A)繁殖牛の放牧牛の個体維持活動と庇陰林の利用を比較した。2品種は異なる行動反応を示し,特に庇陰林の両に差があった。腹臥位での反芻行動は午後のAはKよりも高い傾向にあった。移動行動はAがKに比較して低かった。Kの移動行動はKに比較して高かったが,その多くは摂食場所と庇陰林の利用のためだった。品種による行動特性を考慮してその動物にあった管理法や施設を工夫していくことはアニマルウェルフェアに対応していくことになる。

シソーラス用語： *放牧 ,  *肉牛 ,  黒毛和種 ,  動物行動 ,  品種差 ,  夏 ,  昼 ,  特性 ,  熊本県
準シソーラス用語： 阿蘇 ,  褐毛和種 ,  個体維持行動 ,  午後 ,  行動特性 ,  黒毛和種繁殖牛

分類 (3件)： 個生態学  (EE03020H) ,  牛  (FD02020Y) ,  飼料作物,草地  (FC03050J)

引用文献 (10件)：

• 中村好徳・金子真・林 義朗・莟 博行・山田明央.2012.草地肥育により生産された褐毛和種去勢雄牛の産肉性と肉質に関する調査.日本暖地畜産学会報55(2):179-192.
• 小針大助・小迫孝実・深沢 充・塚田英晴・佐藤衆介.2006. ANI35L/2000-cattleによる家畜福祉視点からの放牧飼育方式の評価の試み. Animal Behaviour and Management, 42(2):93-100.
• 佐藤衆介.2008.アニマルウェルフェアから見た循環型家畜飼養システム.日本草地学会誌54(2),195-200.
• Arp S C, Owens F N, Armbruster S L, Laudert S. 1983. Relationship of coat color, body surface temperature and respiration rate in feedlot steers. Oklahoma Animal Science Research. Rep.82-86.
• 大谷新太郎・菅野一敏・石澤成彦.1989.暑熱と毛色が牛の繁殖成績に及ぼす影響.日本獣医学会誌.41:485-489.

タイトルに関連する用語 (6件)： 夏期 ,  放牧 ,  褐毛和種 ,  熊本 ,  黒毛和種繁殖牛 ,  個体