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J-GLOBAL ID：201502204997545960   整理番号：15A1259837

ピアノ練習状況の可視化および気づきのアノテーション機能をもつ学習支援システムの評価

著者 (3件)： 上田健太郎 (公立はこだて未来大 大学院) ,  竹川佳成 (公立はこだて未来大) ,  平田圭二 (公立はこだて未来大)
資料名： 情報処理学会研究報告(Web)  (IPSJ Technical Report (Web))
巻： 2015  号： MUS-108  ページ： VOL.2015-MUS-108,NO.9 (WEB ONLY)  発行年： 2015年08月24日 
JST資料番号： U0451A  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 楽器の演奏技術の習得には多大な時間や労力を必要とするため,敷居の高さ故に習得を断念したり,熟達効率の低さから挫折してしまう演奏者が多い。ピアノをはじめとする技能習得において,自律的・長期的な学習にはメタ認知が不可欠であるとされている。この知見に基づき,筆者らの研究グループは学習者が自身の学習方略や練習中に得られた気づきを記述することで,学習方略の省察およびメタ認知が促進され熟達効率が向上するという仮説を立てた。また,仮説検証のため,打鍵情報をもとにピアノの練習状況を可視化する機能と,譜面上に気づきや学習方略をアノテーションする機能とをもつ学習支援システムを構築した。評価実験の結果より,本システムを利用した被験者はシステムを利用しない被験者よりも短い練習期間で課題を達成しており,練習時間あたりの熟達効果が増大したことが示された。評価実験の結果,アノテーションの書き込みが面倒,演奏中にアノテーションを見る余裕がない,アノテーションに何を書いたら良いか分からないといった,提案システムのアノテーション機能に関する新たな問題点が示唆された。(著者抄録)

シソーラス用語： *システム ,  *CAI【計算機】 ,  CMI【計算機】 ,  *音楽 ,  行為 ,  教育 ,  アノテーション ,  *仮説検定 ,  効果 ,  *ピアノ演奏
準シソーラス用語： ピアノ教育 ,  *仮説検証 ,  学習効果 ,  *学習支援システム

分類 (2件)： 楽器音響  (BB03070Y) ,  CAI  (JE09000G)

タイトルに関連する用語 (8件)： ピアノ ,  練習 ,  状況 ,  可視化 ,  気づき ,  アノテーション ,  学習支援システム ,  評価