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J-GLOBAL ID：201502204999945451   整理番号：15A0869207

可食性海藻マコンブ(Laminaria japonica L.)から抽出した精油の化学組成及び抗酸化活性と抗菌活性

Chemical Composition and Antioxidant and Antibacterial Activities of an Essential Oil Extracted from an Edible Seaweed, Laminaria japonica L.

著者 (3件)： PATRA Jayanta Kumar (Yeungnam Univ., Gyeongbuk, KOR) ,  DAS Gitishree (Yeungnam Univ., Gyeongbuk, KOR) ,  BAEK Kwang-Hyun (Yeungnam Univ., Gyeongbuk, KOR)
資料名： Molecules (Web)  (Molecules (Web))
巻： 20  号： 7  ページ： 12093-12113 (WEB ONLY)  発行年： 2015年07月 
JST資料番号： U7014A  ISSN： 1420-3049  CODEN： MOLEFW  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： スイス (CHE)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： マコンブ (Laminaria japonica L.)は,北東アジアにおいて最も普通に消費されている海藻である。本研究では,マコンブの精油(LJEO)をマイクロ波-水蒸気蒸留法で抽出し,ガスクロマトグラフィーと質量分析法で分析した。LJEOは21種の揮発性化合物を含有した。これは精油全量の99.76%を占め,テトラデコノイン酸(51.75%),ヘキサデカノイン酸(16.57%),(9Z,12Z)-9,12-オクタデカジエノイン酸(12.09%),(9Z)-ヘキサデク-9-エノイン酸(9.25%)であった。3つの食物に起因する病原体セレウス菌ATCC10876,大腸菌O157:H7ATCC43890及び黄色ぶどう球菌ATCC49444に対して抗細菌活性を調べた結果,ペーパーディスクあたり25mgのLJEO濃度で黄色ぶどう球菌(11.5±0.58mm阻害円)及びセレウス菌(10.5±0.57mm阻害円)を示したが,大腸菌O157:H7に対する阻害は見られなかった。LJEOは,500μg/mLでDPPH(1,1-ジフェニル-2-ピクリルヒドラジル)フリーラジカル捕捉活性(80.45%),スーパーオキシドアニオンラジカル捕捉活性(54.03%),ABTS(2,2′-アジノ-ビス(3-エチルベンゾチアゾリン-6-スルフォン酸)ラジカル及びヒドロキシルラジカル捕捉活性が見られた。LJEOは,強い還元力で脂質過酸化の強い阻害作用を示した。結論として,食用の海藻由来のLJEOは安価であるが,強力な抗細菌活性及びフリーラジカル捕捉活性及び抗酸化能を有しており,食品,化粧品及び医薬品工業分野での活用の可能性が示唆された。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： 黄色ぶどう球菌 ,  *精油 ,  *コンブ科 ,  化学組成 ,  *活性 ,  *抗細菌作用 ,  GC-MS分析 ,  濃度依存性 ,  マイクロ波 ,  水蒸気蒸留 ,  ガスクロマトグラフィー ,  質量分析 ,  揮発分 ,  セレウス菌 ,  大腸菌O157 ,  ラジカル ,  酸化防止 ,  ヒドロキシルラジカル ,  脂質過酸化 ,  不飽和脂肪酸 ,  オレフィン化合物 ,  ジエン ,  芳香族ニトロ化合物 ,  ヒドラジルラジカル ,  脂肪酸
準シソーラス用語： ABTSラジカル ,  フリーラジカル捕捉活性 ,  *マコンブ ,  *抗酸化活性

分類 (2件)： 海藻類  (FH02040G) ,  精油,香料  (YG03020H)

物質索引 (6件)： (9Z)-9-ヘキサデセン酸 ,  (9Z,12Z)-9,12-オクタデカジエン酸 ,  ABTS ,  DPPH ,  テトラデカン酸 ,  ヘキサデカン酸

タイトルに関連する用語 (8件)： 可食性 ,  海藻 ,  マコンブ ,  Laminaria ,  精油 ,  化学組成 ,  抗酸化活性 ,  抗菌活性