抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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モバイル機器のセンシング機能で人の周りの様々な情報が収集できると,情報サービスがより便利に活用できるようになると期待されている。一方,モバイル機器がバッテリー駆動であるため,センシングや通信などの動作に要する消費電力は大きな課題であり,それを解決すべく様々な取組みが行われている。一般にモバイル製品は,特定の用途や機器に特化するほど高い省電力効果が得られる傾向にある。しかし,特化した省電力化の手法は,ほかの用途や機器に転用できない汎用性の低いものとなりがちで,用途や機器ごとにアプリやファームウェアを作り直す必要が生じてしまう。このような背景から,富士通研究所は個別のセンサーごとの実装を不要にし,各機器に搭載したセンサーを自動的に使い分けて最も少ない消費電力になるようにセンシングを実行する「センシングミドルウェア」の技術を開発した。本稿では,モバイル機器でセンシングするアプリの可搬性を高め,開発コストを大幅に削減できる本ミドルウェアについて述べる。(著者抄録)