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J-GLOBAL ID：201502205137064511   整理番号：15A1020599

マルチレベルモデルに基づく室温による家庭血圧への影響-冬季の室内温熱環境が血圧に及ぼす影響の実態調査(その2)-

THE IMPACT OF INDOOR TEMPERATURE ON HOME BLOOD PRESSURE BASED ON A MULTILEVEL MODEL: A field survey on the effect of indoor thermal environment on blood pressure in winter (Part II)

著者 (5件)： 海塩渉 (鹿島建設) ,  海塩渉 (慶応大 大学院理工学研究科) ,  伊香賀俊治 (慶応大 理工) ,  安藤真太朗 (北九州市大 国際環境工) ,  大塚邦明
資料名： 日本建築学会環境系論文集  (Journal of Environmental Engineering (Transactions of AIJ))
号： 715  ページ： 703-710  発行年： 2015年09月30日 
JST資料番号： L4761A  ISSN： 1348-0685  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 2012年から2014年の冬季に実施した家庭血圧の実測結果を用いて,室温が血圧に及ぼす影響をマルチレベルモデルに基づき,データの階層性を考慮した上で定量評価した。起床時の収縮期血圧,拡張期血圧とも,級内効果(ある日の気温が1°C低いことによる影響)のみならず,文脈効果(平均気温が1°C低い住宅に住むことによる影響)が有意であることを示唆した。居間室温1°Cの効果は,収縮期血圧で0.57mmHg,拡張期血圧で0.50mmHgであった。即ち,寒さは血圧に対して「ある寒い一日に血圧が高くなる」といった急性的な影響のみならず,「寒い住宅に住み続けることで血圧が高くなる」といった慢性的な影響が表れやすいことを示した。

シソーラス用語： 温熱環境 ,  血圧 ,  *実態調査 ,  分析 ,  効果 ,  逐次近似 ,  *アンケート ,  評価
準シソーラス用語： アンケート調査 ,  *マルチレベル分析 ,  *家庭血圧 ,  *室内温熱環境 ,  *定量評価 ,  反復法 ,  *文脈効果

分類 (1件)： 建築環境一般  (RB02010T)

タイトルに関連する用語 (8件)： マルチレベル ,  モデル ,  室温 ,  家庭血圧 ,  冬季 ,  室内温熱環境 ,  血圧 ,  実態調査