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J-GLOBAL ID:201502205305561232   整理番号:15A1036544

津波堆積物の粒度偏析メカニズムの解明に関する基礎的研究

BASIC RESEARCH ABOUT THE BIASED PARTICLE SIZE DISTRIBUTION OF ONSHORE TSUNAMI SEDIMENT
著者 (6件):
資料名:
巻: 71  号:ページ: I.641-I.646 (J-STAGE)  発行年: 2015年 
JST資料番号: U0288A  ISSN: 2185-4688  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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2011年度東北地方太平洋沖地震津波の際,海底の堆積物が陸上部の建屋内まで輸送され,建屋内上層階に行く程堆積した土砂の粒径が細かくなっていたという報告がある.津波による土砂輸送については地形変化や巻上げ量などに着目した研究は数多くあるものの,輸送中や堆積時の粒度分布に着目した報告は少ない.本研究では陸上建屋内に堆積した土砂の粒度偏析メカニズムの解明を目的に,水理模型実験を実施した.実験では輸送中の砂をプランクトンネットにより捕捉し,建屋を再現した模型により砂の堆積状況を把握した.その結果,細粒砂は巻上げ直後の濃度・粒度の鉛直分布が比較的長時間に渡り維持されたまま輸送されるものの,粗粒砂は乱れ場の中でも比較的早く沈降・堆積することがわかった.また,建屋に堆積した土砂の粒度偏析は、細粒分の含有量が階層にかかわらずほぼ一定であり,粗粒分の含有量が下層階になるほど多く含まれることに起因することが示唆された.この現象は遡上距離が短いほど顕著であり,併せて本実験条件では建屋前面に津波が到達した際の再浮上はほとんどないことがわかった.(著者抄録)
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分類 (1件):
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海岸工学 
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