抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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本稿では,大阪府立成人病センター整備事業で行った,生産合理化に向けた取り組みのうちの数例を紹介したい。本建物では,1)仕口一体型PCa柱,2)逆対称ドロップハンチ鉄骨梁,3)免震装置と上部構造をダイレクトに接合する「CFT・スマート免震柱脚」等により,スラブ以外の現場打ちRCを無くし,作業所における大幅な省人化・省力化を実現した。コストや納期の問題がある鋼管柱をRC造に置き換え,大梁をS造とする柱RC一梁S造が採用されるに至った。このRC柱を更にプレキャスト(PCa)化することにより作業所でのRC工事を極少とし,コストアップを抑えながらも,大幅な省力化を目指した。仕口部を含めてフルPCa化する場合,床段差に応じた梁のレベル差や梁成の違いにより,鋼製型枠のバリエーションが増加しコストアップとなる。そこで,PCa柱の断面や仕口について徹底した「統一化」「単純化」を実施し,製作の合理化を図った。