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J-GLOBAL ID：201502205446295943   整理番号：15A0864256

イオン交換物質を利用したアルカリシリカ反応抑制材料

著者 (4件)： 上原元樹 (鉄道総合技術研) ,  水野清 (ジェイアール総研エンジニアリング) ,  佐藤隆恒 (鉄道総合技術研) ,  松本泰治 (栃木県産業技術セ)
資料名： Journal of the Society of Inorganic Materials, Japan  (Journal of the Society of Inorganic Materials, Japan)
巻： 22  号： 377  ページ： 230-237  発行年： 2015年07月01日 
JST資料番号： F0275A  ISSN： 1345-3769  CODEN： JSIJFR  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 文献レビュー  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： アルカリシリカ反応(ASR)反応とは,コンクリートの細孔溶液が高pHになったとき,骨材中のSiO₂成分が溶解して吸水性ASRゲルが生じる反応である。筆者らは,ASR抑制材料として,アルカリ成分を吸着する陽イオン交換物質であるゼオライトを利用してきた。本稿では,実用化を進めているLi含有ゼオライト(Li-EDI型)のASR抑制効果,および次世代材料のH⁺型ジオポリマについて解説した。1)Li含有ゼオライトの合成,2)Li含有ゼオライトのASR抑制効果:混和剤としての利用,ひび割れ注入材としての利用,ASR抑制機構の検討,3)Li-EDI型ゼオライトを利用したASR抑制用のセメント系注入材,4)H⁺型ジオポリマを利用したASR抑制材料の開発。

シソーラス用語： *コンクリート ,  *アルカリ骨材反応 ,  劣化 ,  *吸着剤 ,  *合成ゼオライト ,  多孔質体 ,  置換 ,  リチウム ,  無機重合体 ,  陽イオン交換 ,  コンクリート混和材 ,  亀裂 ,  反応機構 ,  細孔構造 ,  間隙水 ,  リチウム化合物 ,  膨張係数 ,  モルタル ,  セメントペースト
準シソーラス用語： アルカリシリカ反応 ,  *ジオポリマ ,  コンクリート混和剤 ,  ひび割れ ,  膨張率 ,  水素イオン

分類 (1件)： モルタル,コンクリート  (RA06042H)

引用文献 (14件)：

• 中部セメントコンクリート研究会編“コンクリート構造物のアルカリ骨材反応“理工学社(1990)p.2.
• 隈部佳,松田芳範,岩田道敏“土木学会第66回年次学術講演会講演要旨集“(2011)p.1067.
• Ch. Baerlocher, L. B. McCusker, D. H. Olson, “Atlas of Zeolite Framework Types (6th ed.)“ (2007) p. 1-11.
• 土門勝司,守屋進,益田豊,多記徹,コンクリート工学年次論文集,23-1,409-414(2001).
• 特開 2002-173380

タイトルに関連する用語 (3件)： イオン交換物質 ,  アルカリシリカ反応 ,  抑制材