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J-GLOBAL ID：201502206008594888   整理番号：15A1286074

補償光学の新展開-天体望遠鏡から顕微鏡へ すばる望遠鏡の補償光学と顕微鏡への応用

著者 (2件)： 服部雅之 (自然科学研究機構 基礎生物学研) ,  早野裕 (国立天文台 先端技セ)
資料名： 光学  (Japanese Journal of Optics)
巻： 44  号： 10  ページ： 370-378  発行年： 2015年10月10日 
JST資料番号： G0125B  ISSN： 0389-6625  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 文献レビュー  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 補償光学は,波面とよばれる等位相面のゆらぎを補正し,回折限界に近い性能を実現する手法である。国立天文台のすばる望遠鏡の188素子のレーザーガイド補償光学系を紹介した。天体望遠鏡の大型化と像劣化の状況での補償光学の発展を述べ,すばる望遠鏡の補償光学系構成とその特色を説明した。曲率型波面センサやバイモルフ型可変形鏡を利用したレーザーガイド星システムを示した。TMTを補完し,地表層のゆらぎを補正し,広視野の観測を強化するために,次世代の補償光学系の開発も進めている。

シソーラス用語： *適応光学 ,  *結像 ,  天体望遠鏡 ,  *赤外線望遠鏡 ,  *反射望遠鏡 ,  光学顕微鏡 ,  ゆらぎ ,  限界 ,  天文台 ,  点光源 ,  レーザビーム ,  大型 ,  光センサ ,  鏡 ,  視野 ,  圧電素子 ,  積層構造 ,  TMT望遠鏡 ,  *すばる望遠鏡 ,  回折限界 ,  波面センサ ,  形状可変ミラー
準シソーラス用語： バイモルフ ,  レーザガイド星 ,  可変形鏡

分類 (3件)： 光の像形成  (BD03050I) ,  光学顕微鏡,望遠鏡  (QF05050R) ,  宇宙線・天体物理観測技術  (DB01000N)

引用文献 (52件)：

• H. Takami, M. Watanabe, N. Takato, S. Colley, M. Eldred, T. Kane, O. Guyon, M. Hattori, M. Goto, M. Iye, Y. Hayano, Y. Kamata, N. Arimoto, N. Kobayashi and Y. Minowa: Proc. SPIE, 5490 (2004) 837-845.
• Y. Hayano, H. Takami, S. Oya, M. Hattori, Y. Saito, M. Watanabe, O. Guyon, Y. Minowa, S. Egner, M. Ito, V. Garrel, S. Colley, T. Golota and M. Iye: Proc. SPIE, 7736 (2010) 77360N.
• Y. Hayano, H. Takami, O. Guyon, S. Oya, M. Hattori, Y. Saito, M. Watanabe, N. Murakami, Y. Minowa, M. Ito, S. Colley, M. Eldred, T. Golota, M. Dinkins, N. Kashikawa and M. Iye: Proc. SPIE, 7015 (2008) 701510.
• 家 正則:応用物理,83(2014)976-985.
• Y. Tamada, T. Murata, M. Hattori, S. Oya, Y. Hayano, Y. Kamei and M. Hasebe: Int. J. Optomechatronics, 8 (2014) 89-99.

タイトルに関連する用語 (6件)： 補償光学 ,  展開 ,  天体望遠鏡 ,  顕微鏡 ,  すばる望遠鏡 ,  応用