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J-GLOBAL ID:201502206553273509   整理番号:15A0973069

Zr-Ce-Pr-O系酸化物にみられる蛍石類似相-混在状態を利用した触媒材料-

Fluorite-like Oxide Phases Appearing in the Zr-Ce-Pr-O System-Catalyst Materials Optimizing the Mixing States-
著者 (3件):
資料名:
巻: 42  号:ページ: 81-89  発行年: 2015年07月25日 
JST資料番号: Z0896A  ISSN: 0386-2615  CODEN: NESOD2  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 解説  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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酸素を速やかに吸収放出するZr-Ce-Pr-O系酸化物は,自動車排ガス浄化のための助触媒として重要である。Zr-Ce-Pr-O系に現れる酸化物は総て蛍石(CaF2)に関連する構造を有し,L. EyringのグループがPr-O二元系に現れる相転移を長年(1953~2006年)研究している。Pr-O系状態図のおけるm=4相近傍の測定結果で,薄膜試料の場合,PrnO2n-2と整合性の良い,広義にはCaF2類似であるC-希土構造Y2O3の基板は,試料全体に渡って歪を与えていると思われる。Zr-Ce-O系における相転移に関して,ZeO2-CeO2系の中温域におけるZrO2組成側の正方t相と中間組成域に広がる準安定t’相およびCeO2組成側の準安定なt”相と立方c相がCaF2およびCaF2類似相として重要となる。自動車排ガス浄化用Zr-Ce-(Pr,Nd)-O系酸化物粒子で,ZrO2とCeO2の組成比が1:1のt’相などの試料を還元すると,陽イオンが規則配置したCe3+3Zr4+2O7のパイロクロア相が現れ,この準安定な相をκ-CeZrO4相と命名した。Zr-Pr-O系酸化物粉末を得た固溶体は,F2相とは結晶系,存在温度ともに明らかに異なり,λ-(Zr1/4Pr3/4)相と命名した。Zr-Ce-Pr-O系に関しては,触媒金属にNiを選択して触媒反応への応用を検討し,メタン水蒸気改質反応の結果を示した。
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分類 (2件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
その他の触媒  ,  排ガス処理法 

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