抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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エコフィードの保存はサイレージ化して行うことが多い。良質なサイレージの調整には,サイロを密封して好気性微生物の活動を抑え,乳酸発酵によるpH低下により有害な酪酸菌の増殖を抑えることが重要である。乳酸発酵が起こりにくい場合は添加剤を利用する。添加剤の用途と種類及びサイレージ利用されているエコフィードを表に示し,解説する。エコフィードは成分変動が大きいため,飼料設計にはロット毎の飼料成分の分析が必要となる。良質なサイレージは一般的な化学成分の分析で良いが,ペクチン質を多く含む飼料のデタージェント分析では注意が必要である。また,サイレージは発効品質の査定が必要であり,pH,有機酸含量,アンモニア態窒素などで査定される。エコフィードサイレージは混合飼料(TMR)に混合して利用される。搬送可能な形態で脱気・密封・梱包してサイレージ化する発酵TMRについて解説する。最後にエコフィードサイレージの課題を解説する。