文献

J-GLOBAL ID：201502206887667434   整理番号：15A0196247

進化するキラル化学のイノベーション 不斉自己触媒反応を用いたキラル化学-同位体置換キラル化合物が誘起するエナンチオ選択的反応-

著者 (3件)： 川崎常臣 (福井大 大学院工学研究科) ,  松本有正 (東京理大 理) ,  そ合憲三 (東京理大 理)
資料名： 化学工業  (Chemical Industry)
巻： 66  号： 2  ページ： 133-138  発行年： 2015年02月01日 
JST資料番号： F0101A  ISSN： 0451-2014  CODEN： KAKOA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 同位体置換キラル化合物が誘起するエナンチオ選択的反応を次の項目に分類して紹介した。1)同位体置換によるキラリティー,2)不斉増幅を伴う不斉自己触媒反応,3)炭素同位体置換キラル化合物を用いる不斉自己触媒反応,3)水素同位体置換キラル化合物を用いる不斉自己触媒反応,4)酸素同位体置換キラル化合物を用いる不斉自己触媒反応。炭素同位体置換キラル化合物の極微小不斉がi-Pr₂Znのアルデヒドへの付加反応のエナンチオ選択性を制御できた。反応初期に誘導されるピリミジルアルカノールの極微小不斉が不斉自己触媒反応によって著しく増幅し,検出可能な高い鏡像体過剰率の化合物が得られた。不斉自己触媒反応は水素,炭素および酸素同位体置換による極微小な不斉の高感度不斉認識手法となり得る。

シソーラス用語： 置換 ,  化合物 ,  *立体選択性 ,  性質 ,  光学異性 ,  *自触媒作用 ,  *不斉反応 ,  付加反応 ,  分子認識 ,  エナンチオマ
準シソーラス用語： 同位体置換 ,  キラル化合物 ,  *エナンチオ選択性 ,  キラリティ ,  不斉認識 ,  鏡像体

分類 (2件)： 触媒反応一般  (CB06080F) ,  同位体交換  (CB10020G)

タイトルに関連する用語 (8件)： 進化 ,  キラル ,  化学 ,  イノベーション ,  不斉自己触媒反応 ,  同位体置換 ,  キラル化合物 ,  誘起