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J-GLOBAL ID：201502207072842930   整理番号：15A1364240

加熱を受けたモルタル内部における連続的な劣化変化の推定へのX線CTの適用性

著者 (3件)： 麓隆行 (近畿大 理工) ,  水野諭 (近畿大 バイオコークス研) ,  小澤満津雄 (群馬大)
資料名： コンクリート構造物の補修,補強,アップグレード論文報告集  (Proceedings of the Concrete Structure Scenarios, JSMS)
巻： 15  ページ： 241-246  発行年： 2015年10月16日 
JST資料番号： L6941A  ISSN： 1346-7492  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： コンクリートは,高温履歴を受けると表面から深さ方向に連続的な品質変化を生じる。その結果,コンクリートと鉄筋の付着強度やコンクリートの物質侵入抵抗性に影響を及ぼすと考えられる。著者らの研究から,X線CTにより,加熱による脱水や微細ひび割れが原因とみられるモルタルの見かけ密度の差を評価できることを明らかにした。本研究では,モルタルを対象として供試体端部を700°Cまで加熱し,供試体内部の連続的な見かけ密度の変化をX線CTにより評価した。その結果,供試体の深さ方向へと連続的にCT値が減少することがわかった。また,そのCT値の変化は,温度,見かけ密度および物質侵入抵抗性等と関係性があることが明らかとなった。(著者抄録)

シソーラス用語： コンクリート ,  *モルタル ,  材料試験 ,  *加熱 ,  *X線 ,  *計算機トモグラフィー ,  鉄筋 ,  付着強さ ,  亀裂 ,  容積重 ,  中性化 ,  侵入度 ,  材料 ,  劣化
準シソーラス用語： CT【トモグラフィー】 ,  ひび割れ ,  見掛密度 ,  付着強度

分類 (2件)： モルタル,コンクリート  (RA06042H) ,  建設材料試験  (RA06020D)

引用文献 (5件)：

• 麓隆行,水野諭,小澤満津雄:X線CTによる加熱されたモルタル内部の損傷領域の推定に関する基礎研究:コンクリート構造物の補修,補強,アップグレード論文報告集,第14巻,pp.351-356.2014.10
• 高野大樹,大谷順:X線CTによる地盤材料の構造の可視化 1.X線CTの総論と画像解析手法,材料,Vol.62,No.10,pp.654-659,2013.
• 小澤満津雄,向井佑真,谷辺徹,麓隆行,小林孝一:火害を受けた高強度コンクリートの物質侵入抵抗性,コンクリート構造物の補修・補強・アップグレード論文報告集,Vol.13,pp.495-500,2013.11
• 西林新蔵,小柳洽,渡邉史夫,宮川豊章編:コンクリート工学ハンドブック,朝倉書店,p.498-501,2009.10
• 国際化学物質安全性カード(ICSC 番号:0408 水酸化カルシウム),1997

タイトルに関連する用語 (4件)： モルタル ,  推定 ,  X線CT ,  適用性