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J-GLOBAL ID:201502207342813368   整理番号:15A0816600

新潟-山形県境の金丸-小国地域に産するHFS元素に富むザクロ石両雲母花崗岩

Garnet two-mica granite rich in high field strength elements, Kanamaru-Oguni area on the Niigata-Yamagata border, Japan arc
著者 (7件):
資料名:
巻: 44  号:ページ: 131-154 (J-STAGE)  発行年: 2015年 
JST資料番号: G0124B  ISSN: 1345-630X  CODEN: GKKABJ  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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朝日山地と飯豊山地との中間の新潟県と山形県との県境に位置する金丸-小国地域では,細粒黒雲母花崗岩,斑状黒雲母花崗岩,閃雲花崗閃緑岩,閃雲石英閃緑岩が先行貫入しており,優白質ザクロ石両雲母花崗岩がこれらを貫く最末期岩体として露出する。Y,Nb,Ta,UなどのHFS元素に著しく富み,主成分元素ではAl2O3に乏しいものの,パーアルミナ質である。また,LIL元素ではBaやSrに乏しいがRbに富む。HFS元素や10000Ga/Alを用いた判別図ではA型プレート内花崗岩と判別されるが,高Rb/Ba及び低Zr+Nb+Ce+Yから高結晶分化岩体であることが示唆される。これらの事実やマグマ起源の白雲母を伴う点で,H2O量に比較的富むマグマから固結したことが推測された。苦鉄質岩起源のメタアルミナス質マグマから斜長石とアルカリ長石が多量に分別して生成し,これが高濃度のHFS元素含有量に繋がっていることが示された。朝日山地~飯豊山地には,ザクロ石両雲母花崗岩などからなる高Siパーアルミナス花崗岩が散在するが,高度な結晶分化作用を経験しており,その過程でHFS元素に富む性質を得たと考えられる。
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分類 (2件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
岩石成因論  ,  岩石圏の地球化学一般 

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