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J-GLOBAL ID：201502207700271483   整理番号：15A0847175

FSWの新たな展開-FSWを活用した低炭素社会の実現-

著者 (2件)： 青木祥宏 (大阪大 接合科研) ,  藤井英俊 (大阪大 接合科研)
資料名： 溶接技術  (日本溶接協会誌)
巻： 63  号： 8  ページ： 64-68  発行年： 2015年08月01日 
JST資料番号： G0237A  ISSN： 0387-0197  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 摩擦撹拌接合法(FSW)は,アルミニウム合金の新しい接合法として注目を浴び,幅広く実用化されてきた。一方,鉄鋼材料については依然研究レベルである。本稿では,FSW後術の鉄鋼材料への実用化を見据えて本技術のメリットを紹介するとともに,更なる可能性を探るために,これまでの研究成果を紹介する。まず,これまで炭素量を増加させ,強度を向上させた高炭素鋼,高炭素低合金鋼(ハイテン)が使用されてこなかった理由とそれが使用できた場合の社会的利点について述べる。次に,接合欠陥が発生し難いなどの品質上,及び自動化が展開し易いなどの生産上のFSWの利点を述べる。更に,鉄鋼材料へのFSW適用の最新研究について,1)変態温度(A1)以下で接合する技術(FSW条件と組織制御),2)FSWの強歪加工によるオーステナイト安定化技術(TRIP効果)の2点を紹介する。

シソーラス用語： *摩擦撹拌溶接 ,  摩擦溶接 ,  高炭素鋼 ,  高張力鋼 ,  低合金鋼 ,  *金属組織 ,  マルテンサイト ,  オーステナイト ,  生産性向上 ,  引張強さ ,  靱性 ,  溶接条件 ,  鋼材 ,  拡散接合 ,  相変態 ,  残留オーステナイト ,  機械的性質 ,  *環境保全 ,  二酸化炭素排出量 ,  *自動車用鋼 ,  ロボット溶接
準シソーラス用語： FSW【溶接】 ,  TRIP効果 ,  二酸化炭素排出量削減 ,  強歪加工 ,  自動車部品 ,  組織制御 ,  低炭素社会

分類 (2件)： 溶接技術  (WC07030G) ,  変態組織,加工組織  (WB01030N)

タイトルに関連する用語 (4件)： FSW ,  展開 ,  活用 ,  低炭素社会