文献
J-GLOBAL ID:201502208614803142   整理番号:15A1308782

アミノ酸の化合物レベルの窒素安定同位体分析に基づいた,相模湾におけるカタクチイワシ,Engraulis japonicusの個体の栄養段階及び餌資源の識別のための解析法

Approach to determine individual trophic level and the difference in food sources of Japanese anchovy Engraulis japonicus in Sagami Bay, based on compound-specific nitrogen stable isotope analysis of amino acids
著者 (8件):
資料名:
巻: 81  号:ページ: 1053-1062  発行年: 2015年11月 
JST資料番号: L2029A  ISSN: 0919-9268  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: ドイツ (DEU)  言語: 英語 (EN)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
近年,動物の栄養段階(TL)を推定するために,アミノ酸の化合物レベルの窒素安定同位体分析(AA法)が用いられている。カタクチイワシ(Engraulis japonicus)の個体のTL(TLGlu/Phe)について,一次生産者のサンプリングや解析を行わずにAA法を用いて正確に解析した。前もって,組織のバルクの窒素安定同位体組成(δ15Nbulk)を用いて,生物のTLを測定しておいた。カタクチイワシのδ15Nbulkはその回遊行動のために大きく変動し,相模湾のカタクチイワシのTLは不明瞭であった。カタクチイワシのTLGlu/Pheはほぼ3であり,沿岸域と沖合域の間で食物網構造が異なっていた。さらに,相模湾における3~4%の栄養シフトを越えるようなカタクチイワシのサンプル内のδ15Nbulkの大きな変動にもかかわらず,相模湾の典型的なカタクチイワシのTLGlu/Pheはほとんど違いがなかった。δ15Nbulkのこの変動は異なる食物網の間の餌資源の違いに起因するものと考えられた。AA法を用いたいくつかの食物連鎖における個体のTL推定は,従来のバルク法を用いた識別では困難であった回遊魚類の食物網構造の識別を可能とするものである。Copyright 2015 Japanese Society of Fisheries Science Translated from English into Japanese by JST.
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

準シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

分類 (2件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
魚類  ,  異種生物間相互作用 
引用文献 (42件):
もっと見る
タイトルに関連する用語 (12件):
タイトルに関連する用語
J-GLOBALで独自に切り出した文献タイトルの用語をもとにしたキーワードです

前のページに戻る