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J-GLOBAL ID：201502208679454382   整理番号：15A1311342

乾式燃焼法に基づいた堆積泥の有機物形態を評価する手法

DRY COMBUSTION-BASED METHOD FOR EVALUATING VARIATION OF ORGANIC MATTER STATE IN SEDIMENT

著者 (4件)： TOUCH Narong (広島大学 工学研究院) ,  金城信隆 (広島大学 工学研究科) ,  中下慎也 (広島大学 工学研究院) ,  日比野忠史 (広島大学 工学研究院)
資料名： 土木学会論文集 B2(海岸工学)(Web)  (海岸工学論文集(Web))
巻： 71  号： 2  ページ： I.1417-I.1422 (J-STAGE)  発行年： 2015年 
JST資料番号： U0396A  ISSN： 1883-8944  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 有機物の消化が無機化(減量)に至らない低分子化までの過程では600°Cでの燃焼による強熱減量率(IL₆₀₀)や全有機炭素含有率(TOC)を用いて堆積泥に含まれる有機物の消化状態を評価できない.本論文では有機物の嫌気性消化に伴う堆積泥の性状変化を評価する指標として,堆積泥の燃焼特性(各燃焼温度の減量率の分布)と炭素含有率との関係を提案した.水道水で満たされた水槽に堆積泥を静置させ,嫌気性消化に伴う堆積泥の性状(燃焼特性,炭素含有率,酸化還元状態等)変化を経時的に測定した.時間が経過するとともに堆積泥の酸化還元電位が低下,酸素消費能力が高くなることから,有機物の嫌気性消化が進行することを確認した.有機物消化に伴う燃焼特性の変化とC₃₀₀(300°Cで燃焼して残留した全炭素含有率)の変化との関係から,炭素比(C₃₀₀/C₅)と(IL₃₀₀-IL₂₀₀)/IL₆₀₀は堆積泥の有機物形態を評価できる指標として使用できることが明らかになった.(著者抄録)

シソーラス用語： 重量損失 ,  TOC【炭素】 ,  *堆積物 ,  *嫌気性処理 ,  *方式 ,  着火性
準シソーラス用語： 乾式燃焼法 ,  強熱減量 ,  *嫌気性消化 ,  *泥土堆積物 ,  *燃焼法

分類 (2件)： 沿岸海洋物理学  (DC06060N) ,  海洋地質学  (DE06000F)

タイトルに関連する用語 (7件)： 燃焼法 ,  堆積 ,  泥 ,  有機物 ,  形態 ,  評価 ,  手法