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J-GLOBAL ID：201502208830351990   整理番号：15A0837062

リンパ球の動的調整 生理学的基盤,メカニズム及び機能

Dynamic Tuning of Lymphocytes: Physiological Basis, Mechanisms, and Function*

著者 (3件)： GROSSMAN Zvi (National Inst. of Health, Maryland) ,  GROSSMAN Zvi (Tel Aviv Univ., Tel Aviv, ISR) ,  PAUL William E. (National Inst. of Health, Maryland)
資料名： Annual Review of Immunology  (Annual Review of Immunology)
巻： 33  ページ： 677-713  発行年： 2015年 
JST資料番号： H0828A  ISSN： 0732-0582  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 文献レビュー  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 免疫調節の分野に導入されたリンパ球の動的調整(dynamic tuning)の概念について解説した。リンパ球活性化の閾値は調整を受けることで免疫トレランスを維持し,自己免疫を回避する一方で急性感染などの非定常状態における免疫応答は確保する。調整可能な活性化閾値という概念を調整の一側面に位置付け,分子的な基盤から説明した。動的調整が胸腺細胞及びナイーブT細胞の活性化を阻害し,メモリー表現型T細胞の活性化を阻害する実例を多数の文献から紹介した。T細胞と抗原提示細胞が相反的に調整を受け,相反的調整及び制御性T細胞がナイーブT細胞からメモリー表現型T細胞への移行を制御するという仮説を提唱した。リンパ球と抗原提示細胞の相互作用はT細胞の生存率を調整し多様性を維持する。調整はその後の免疫反応の質にも影響する。B細胞,NK細胞,マスト細胞も調整を受ける。最後に,今後の研究の方向性について述べた。

シソーラス用語： *リンパ球 ,  *免疫反応 ,  肥満細胞 ,  調整 ,  リンパ球活性化 ,  閾値 ,  アネルギー【免疫】 ,  抗原提示細胞 ,  細胞分化 ,  タンパク質キナーゼ ,  非受容体型チロシンキナーゼ ,  CD抗原 ,  膜貫通タンパク質 ,  炎症性サイトカイン
準シソーラス用語： Lck ,  PD-1 ,  ZAP70 ,  *免疫調節

分類 (1件)： 免疫反応一般  (ED03010T)

タイトルに関連する用語 (4件)： リンパ球 ,  生理学 ,  基盤 ,  メカニズム