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J-GLOBAL ID：201502208858048508   整理番号：15A1184821

フタロシアニンナノピラーに基づく電位調節できるナノ構造体:効率のよい光電流生成システムの構築

Potential Tuning of Nanoarchitectures Based on Phthalocyanine Nanopillars: Construction of Effective Photocurrent Generation Systems

著者 (10件)： KAWAGUCHI Takuya (Yamagata Univ., Yamagata, JPN) ,  OKAMURA Shota (Yamagata Univ., Yamagata, JPN) ,  TOGASHI Takanari (Yamagata Univ., Yamagata, JPN) ,  HARADA Wataru (Yamagata Univ., Yamagata, JPN) ,  HIRAHARA Mana (Yamagata Univ., Yamagata, JPN) ,  MIYAKE Ryosuke (Ochanomizu Univ., Tokyo, JPN) ,  HAGA Masa-aki (Chuo Univ., Tokyo, JPN) ,  ISHIDA Takao (National Inst. of Advanced Industrial Sci. and Technol., Ibaraki, JPN) ,  KURIHARA Masato (Yamagata Univ., Yamagata, JPN) ,  KANAIZUKA Katsuhiko (Yamagata Univ., Yamagata, JPN)
資料名： ACS Applied Materials & Interfaces  (ACS Applied Materials & Interfaces)
巻： 7  号： 34  ページ： 19098-19103  発行年： 2015年09月02日 
JST資料番号： W2329A  ISSN： 1944-8244  CODEN： AAMICK  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 2,9,16,23-テトラ-t-ブチル-29H,31H-フタロシアニンジヒドロキシド(PN)のCHCl₃溶液に少過剰量のSiCl₄を加えてITO基板を5~120分浸漬し,基板上でのPNのエピタキシャル成長を紫外可視吸収スペクトル(~694nm)で調べ,また支持電解質TBAPF₄/CH₂Cl₂溶液システムのサイクリックボルタンメトリで電位-電流関係を調べた。この上にPCBMのCHCl₃溶液をスピンコートし,支持電解質Na₂SO₄を含む水溶液の光電流はN₂バブリング時間を延長すると減少し(溶存O₂の低下),O₂^-からITO/PNへの逆方向電子移動を認めた。PCBMが光電流生成をトリガーしPNがPCBMへの電子ドナーとなり,PCBMからO₂,PNからPCBM,ITOからPNへの電子移動機構を明らかにした。ITO/PN/PCBM/Al構成の太陽電池の光電流作用スペクトルは吸収スペクトルと一致し,溶液のときと同様にPCBMおよびPNが光電流をトリガーすることがわかった。

シソーラス用語： *窒素複素環化合物 ,  *エピタクシー ,  *薄膜 ,  ナノ構造 ,  紫外可視吸収スペクトル ,  サイクリックボルタンメトリー ,  *フラーレン ,  電流電圧特性 ,  量子収量 ,  波長依存性 ,  溶存酸素 ,  電子移動 ,  *電子伝達系
準シソーラス用語： ITO電極 ,  PCBM ,  エピタキシャル成長 ,  ナノピラー ,  *フタロシアニン誘導体 ,  光電流スペクトル ,  四塩化ケイ素 ,  浸漬時間

分類 (3件)： 太陽電池  (NC03084O) ,  八員環以上の複素環化合物  (CF07120T) ,  電極過程  (CB07040U)

物質索引 (1件)： 2²,7²,12²,17²-テトラキス(4-tert-ブチルフェニル)フタロシアニン

タイトルに関連する用語 (6件)： 電位 ,  調節 ,  ナノ構造体 ,  光電流 ,  生成システム ,  構築