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J-GLOBAL ID:201502209064461105   整理番号:15A0903863

B4Cナノ粒子の分散によるBi-Te基合金の硬化

Hardening of Bi-Te based alloys by dispersing B4C nanoparticles
著者 (16件):
資料名:
巻: 97  ページ: 68-74  発行年: 2015年09月15日 
JST資料番号: A0316A  ISSN: 1359-6454  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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熱電デバイスは再生可能エネルギー収穫器および固体冷却器として大きい注目を浴びてきた。実用応用のために,熱電材料の機械的特性がデバイスの信頼性,長時間存続する性能と高運転サイクルのために重要となっている。市販の熱電デバイスに主に用いられているBi-Te基単結晶は,弱いファンデルワールス結合のために本来脆く,作製および操作時に亀裂および剥がれといったデバイスの破壊をもたらす。そのため,熱電特性と共にBi-Te基合金の機械的特性の向上が強く望まれている。ここでは,p型Bi0.4Sb1.6Te3マトリックス中に分散したB4Cナノ粒子(0.5wt%以下)の機械的特性に対する影響を調べた。X線回折(XRD)の結果は,B4C分散したBi0.4Sb1.6Te3が単相であることを確認した。電子後方散乱(EBSD)法により,Bi0.4Sb1.6Te3の粒径がB4Cナノ粒子濃度と共に低下することが観察された。B4C分散したBi0.4Sb1.6Te3の硬度,ヤング率および曲げ強度は,B4CフリーのBi0.4Sb1.6Te3多結晶と比較して増大した。一方で,B4C分散したBi0.4Sb1.6Te3の熱電性能指数は,ほぼ純粋なBi0.4Sb1.6Te3のものと同等であった。B4C分散したBi0.4Sb1.6Te3の機械的特性のそのような向上は,粒界硬化および第2相による硬化に起因する。熱電材料を超えて,本研究結果は,ナノ粒子分散による粒微細化が,層状構造を持つ他の脆い材料の機械的特性の単純で有望な強化法であることを示唆している。Copyright 2015 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
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熱電デバイス  ,  機械的性質 
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