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J-GLOBAL ID：201502209076685505   整理番号：15A1304949

角度分解偏光ラマン分光による結晶性試料の振動モード解析

Raman Tensor Analysis by Angle-Resolved Polarized Spectroscopy

著者 (5件)： 藤井康裕 (立命館大学理工学部物理科学科) ,  是枝聡肇 (立命館大学理工学部物理科学科) ,  清水荘雄 (東京工業大学元素戦略研究センター) ,  谷口博基 (東京工業大学元素戦略研究センター) ,  谷口博基 (名古屋大学大学院理学研究科物質理学専攻(物理系))
資料名： 日本結晶学会誌  (Journal of the Crystallographic Society of Japan)
巻： 57  号： 5  ページ： 285-290 (J-STAGE)  発行年： 2015年 
JST資料番号： G0232A  ISSN： 0369-4585  CODEN： NKEGAF  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： Raman散乱強度の偏光方向依存性を,従来の方法よりも安定,容易かつ定量的に測定する方法として,半波長板を用いる手法を述べた。チタン酸鉛について,三つのA₁モードすべてにおいてRamanテンソル成分の位相差がπ/2になっていることが明らかになった。また,チタン酸鉛関連ヘテロ接合構造に見られるB₁+Eモードスプリッティングに関して,定量的な評価に成功した。この例に限らず,角度分解偏光Raman分光は機能性単結晶材料における異方性を定量的に評価する手法として有用であると考えられる。

シソーラス用語： *結晶 ,  *振動モード ,  *Raman分光分析 ,  *偏光 ,  分解能 ,  *依存性 ,  *位相板 ,  *チタン酸鉛 ,  異方性
準シソーラス用語： 角度分解能 ,  *偏光依存性 ,  *半波長板 ,  位相差

分類 (2件)： 赤外・Raman・Rayleighスペクトル一般(分子)  (BH06031K) ,  振動の励起・発生・測定  (BB02030Z)

引用文献 (21件)：

• 1) R. Loudon: Adv. Phys. 13, 423 (1964).
• 2) L. A. Lyon, C. D. Keating, A. P. Fox, B. E. Baker, L. He, S. R. Nicewarner, S. P. Mulvaney and M. J. Natan: Anal. Chem. 70, 341 (1998).
• 3) L. A. Nafie: J. Raman Spectrosc. 43, 1845 (2012).
• 4) T. Strach, J. Brunen, B. Lederle, J. Zegenhagen and M. Cardona: Phys. Rev. B 57, 1292 (1998).
• 5) M. Deluca, M. Higashino and G. Pezzotti: Appl. Phys. Lett. 91, 091906 (2007).

タイトルに関連する用語 (7件)： 分解 ,  偏光 ,  ラマン分光 ,  結晶性 ,  試料 ,  振動モード ,  解析