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J-GLOBAL ID:201502209086997076   整理番号:15A0789063

ヒトカルボニルレダクターゼ1の有力な阻害剤としての,8-ヒドロキシ-2-イミノクロメン誘導体の合成

Synthesis of 8-hydroxy-2-iminochromene derivatives as selective and potent inhibitors of human carbonyl reductase 1
著者 (15件):
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巻: 13  号: 27  ページ: 7487-7499  発行年: 2015年07月21日 
JST資料番号: A0499C  ISSN: 1477-0520  CODEN: OBCRAK  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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ヒトカルボニルレダクターゼ1(CBR1)は,短鎖デヒドロゲナーゼ/レダクターゼスーパファミリに属し,アントラサイクリン系抗生物質を,より低活性になるC-13ヒドロキシ代謝物に還元し,これは薬物副作用の心毒性病因とリンクしている。CBR1阻害剤は,アントラサイクリンの心毒性を減少し,2倍の抗癌性効率を引き延ばす有益な効果を伴う,アジュバント療法の確実な薬剤として考えられている。CBR1の新規有力な阻害剤を探索するために,著者らは,過去にアルドケトレダクターゼ(AKR)1B10とAKR1B1の有力な阻害剤として開発された,(Z)-2-(4-メトキシフェニルイミノ)-7-ヒドロキシ-N-(ピリジン-2-イル)-2H-クロメン-3-カルボキサミド(1)の,一連のデス-メトキシフェニル誘導体を合成した。新規に合成した阻害剤の中の,8-ヒドロキシ-2-イミノ-2H-クロメン-3-カルボン酸(2-クロロフェニル)アミド(13h)は,最も強力なCBR1の競合阻害剤で,Ki値15nMを示した。13hはまた,CBR1,そのアイソザイムCBR3やCBR活性を有する他の酵素(AKR1B1,AKR1B10,AKR1C1,AKR1C2,AKR1C4,DXCRとDHRS4)に対しても高選択性を示した。更に,13hは,CBR1による細胞代謝を,4μM濃度で阻害した。誘導体の構造活性相関,推定結合残基(Met141とTrp229)の部位特異的変位誘発,13hのCBR1への分子ドッキングは,13hと基質結合残基(Ser139,Met141,Tyr193とTrp229)の総合作用が,タイト結合に重要であることを示した。Copyright 2015 Royal Society of Chemistry All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST
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分類 (3件):
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酵素製剤・酵素阻害剤の基礎研究  ,  ピランの縮合誘導体  ,  薬物の構造活性相関 
タイトルに関連する用語 (4件):
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