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J-GLOBAL ID:201502209125802270   整理番号:15A0994731

生体捕獲エゾシカ(Cervus nippon yesoensis)の飼育における飼料摂取量,増体量および飼育成績の性別と年齢別差異

Sex and age differences in feed intake, weight gain, and feeding performance on Short-term rearing Yeso sika deer (Cervus nippon yesoensis) captured in the wild
著者 (7件):
資料名:
巻: 86  号:ページ: 367-374  発行年: 2015年08月25日 
JST資料番号: F0902B  ISSN: 1346-907X  CODEN: NICKA3  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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北海道の阿寒湖周辺で生体捕獲したエゾシカを用い,短期飼育における性別と年齢別の飼料摂取量,増体量,飼育成績の差異を検討した。エゾシカは2011年3月に生体捕獲した満1歳の雌鹿6頭と雄鹿3頭,2歳以上(成獣)の雌鹿3頭と雄鹿4頭とし,2011年3-11月に2群で飼育した。飼料は乾草,アルファルファヘイキューブ,ビートパルプ,圧扁トウモロコシ,大豆粕を給与した。総乾物摂取量と体重は9月まで増加し,それ以降は停滞した。成獣雌鹿の増体は,子鹿出産の影響から5-7月に低下し,その後は停滞した。飼育期間中に体重が増加したのは,満1歳の雌雄鹿であった。増体量と日増体量は,満1歳鹿が成獣鹿よりも有意に(P<0.01)高かった。枝肉重量および正肉重量は,性別では雄鹿が雌鹿より,年齢別では成獣鹿が満1歳鹿より有意に(P<0.01)高かった。以上のことから,産肉量と増体量は性別と年齢別に大きく影響され,成獣雄鹿は最も高い肉重量を生産し,満1歳の雌鹿と雄鹿は最も高い増体を示した。(著者抄録)
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引用文献 (28件):
  • Association of Official Analytical Chemists (AOAC). 1990. Official Method of Analysis. 15th edn. AOAC, VA, USA.
  • Atti N, Mahouachi M. 2011. The effects of diet, slaughter weight and docking on growth, carcass composition and meat quality of fat-tailed Barbarine lambs. A review. Tropical Animal Health and Production 43, 1371-1378.
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  • 八谷 昇,大泰司紀之.1994.骨格標本作製法.pp. 97-122.北海道大学出版会,札幌.
  • Hayashida M, Souma K, Sugo K, Araki S, Ishizuka F, Ueda M, Kasai T, Masuko T. 2015. Sex and age differences in meat composition of Yeso sika deer (Cervus nippon yesoensis) reared for a short period after capture in the wild. Animal Science Journal 86, 207-213.
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