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J-GLOBAL ID：201502209155600809   整理番号：15A0830718

遷移金属触媒を利用したシラン還元法による金属ナノ粒子の合成

Preparation of Metal Nanoparticles by Silane Process in the Presence of Transition Metal Catalysts

著者 (5件)： 岩田在博 (山口県産技セ) ,  金丸真士 (日本アトマイズ加工) ,  高橋基 (日本アトマイズ加工) ,  白石幸英 (山口東京理大) ,  戸嶋直樹 (山口東京理大)
資料名： 山口県産業技術センター研究報告  (Report of Yamaguchi Prefectural Industrial Technology Institute)
号： 26  ページ： 10-12  発行年： 2014年11月28日 
JST資料番号： Z0135B  ISSN： 1345-210X  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 触媒量の遷移金属(パラジウム,白金)塩の存在下,アルゴン中で金属イオンをポリ(メチルヒドロシロキサン)(PMHS)で還元し,各金属のナノ粒子を得た。無触媒下では得られなかったニッケル,鉄,コバルトのナノ粒子を得ることができた。また,同ナノ粒子は無触媒下での1/24の反応時間でナノ粒子を得た。それぞれの卑金属ナノ粒子はX線回折,TEM,SPMによりその存在を確認した。PMHS中のSi-H結合に遷移金属が酸化付加してSi-Pd-H,Si-Pt-Hを生成することにより反応性が高まり,卑金属イオンの還元に寄与することがわかった。

シソーラス用語： 遷移金属触媒 ,  遷移金属錯体 ,  ポリシロキサン ,  *ナノ粒子 ,  パラジウム触媒 ,  パラジウム錯体 ,  白金錯体 ,  白金触媒 ,  付加反応 ,  *還元 ,  還元剤 ,  X線回折分析 ,  透過型電子顕微鏡 ,  走査型プローブ顕微鏡 ,  *金属ナノ粒子 ,  ポリヒドロメチルシロキサン ,  酸化的付加
準シソーラス用語： SPM【顕微鏡】 ,  TEM【顕微鏡】 ,  ポリメチルヒドロシロキサン ,  *還元反応 ,  酸化的付加反応

分類 (2件)： 酸化,還元  (CF02060T) ,  無機化合物一般及び元素  (CD01010D)

引用文献 (12件)：

• N. Toshima, Y. Shiraishi, "Encyclopedia of Surface and Colloids Science" , Marcel Dekker, New York, p. 879 (2002).
• G. Schimid, "Clusters and Colloids. From Theory to Application" , VCH, Wienheim (1994).
• B. Corain, G. Schmid, N. Toshima, "Metal Nanoclusters in Catalysis and Materials Science: The Issue of Size Control" , Elsevier, Amsterdam (2008).
• 小田正明,林 茂雄,大沢正人,林 義明,鄭 久紅, 「ガス中蒸発法による独立分散ナノ粒子インクを用いたインクジェット法による導電膜形成,表面技術」, Vol.59, p.732 (2008).
• M. Nakamoto, Y. Kashiwagi, M. Yamamoto, Inorg. Chico. Acta. , 14, pp. 4229-4236 (2005).

タイトルに関連する用語 (4件)： 遷移金属触媒 ,  シラン ,  還元 ,  金属ナノ粒子