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J-GLOBAL ID：201502209602728320   整理番号：15A1167907

カーボンファイバー強化プラスチックのレーザー超音波試験のための中赤外パルス光源

Mid IR pulsed light source for laser ultrasonic testing of carbon-fiber-reinforced plastic

著者 (6件)： HATANO H (National Inst. for Materials Sci. (NIMS), Tsukuba, JPN) ,  WATANABE M (National Inst. for Materials Sci. (NIMS), Tsukuba, JPN) ,  KITAMURA K (National Inst. for Materials Sci. (NIMS), Tsukuba, JPN) ,  NAITO M (National Inst. for Materials Sci. (NIMS), Tsukuba, JPN) ,  YAMAWAKI H (National Inst. for Materials Sci. (NIMS), Tsukuba, JPN) ,  SLATER R (RS Photonix LLC, Massachusetts, USA)
資料名： Journal of Optics  (Journal of Optics)
巻： 17  号： 9  ページ： 094011,1-8  発行年： 2015年09月 
JST資料番号： D0538C  ISSN： 2040-8978  CODEN： JOOPCA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： カーボンファイバー強化プラスチック(CFRP)は,鉄の40倍の強度-重量比を有する特異な構成材料である。この特性は,全世界的な要望である省エネ,環境への優しさ,および2酸化炭素排出量の低減に大きく貢献する。更に,CFRPは飛行機,自動車,ボートおよび船の燃費を大幅に向上させるための材料として期待されている。中でも,CFRPを基本とした自動車は既に市販されている。交通機関以外に,CFRPはガスボンベや風力タービンの羽根などにも利用されている。CFRPの作製は純粋な金属部品とは異なり,多段階プロセスである。従って,CFRPの作製には製造誤差の確率が高く,その品質の確認が不可欠である。本稿では,CFRPのレーザー超音波試験(LUT)への応用を目指して,Nd:YAGレーザーで光パラメトリック発振器(OPO)を励起することによって発生させた中赤外パルス光源の発生システムとその性能,およびOPOによって発生した光によるLUTの結果について報告する。先ず,OPOのための非線形光学材料と装置について述べる。LUTシステムは超音波発生のためのパルスレーザー,超音波測定のためのレーザードップラー速度計および試料を走査するXYステージから成っている。周期的に分極した1%のMgOのドープされた化学量論的組成に近いLiTaO₃を用いて,準位相整合したOPOを作製した。OPOシステムから放射される3個の異なる波長で作動するレーザーパルスの超音波発生効率を評価した。波長が3.2~3.2μmの中赤外レーザーが最も効率良く,またCFRPに損傷を与えない超音波を発生できることが分かった。

シソーラス用語： *炭素繊維強化プラスチック ,  *超音波検査 ,  赤外線 ,  *赤外レーザ ,  パルスレーザ ,  *光パラメトリック発振器 ,  *レーザ励起 ,  Nd-YAGレーザ ,  *タンタル酸塩 ,  リチウム化合物 ,  超音波応用計測 ,  *音響発生 ,  中赤外線
準シソーラス用語： カーボンファイバ強化プラスチック ,  超音波試験 ,  *超音波発生

分類 (2件)： 固体レーザ  (BD04080W) ,  非破壊試験  (HB02030F)

タイトルに関連する用語 (4件)： カーボンファイバー強化プラスチック ,  レーザー ,  超音波試験 ,  パルス光