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J-GLOBAL ID:201502209735002460   整理番号:15A0701138

中国の集団所有林権制度改革の課題間関係の検討

著者 (2件):
資料名:
号: 68  ページ: 7-10  発行年: 2015年03月31日 
JST資料番号: L2396A  ISSN: 1347-0779  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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中国の集団所有林制度は幾度かの変革を経たが,森林に関する権利の不明確さ,農民の権利・利益の侵害などの課題が挙げられていた。これらの課題に対処するため,「集団林権制度改革」が実施されている。この改革では,農民の林業への積極性を高め,林業を振興することを目指しているが,その実施において課題も挙げられている。そこで本研究では,関連する既存文献のレビューを通して,集団所有林権制度改革の効果と課題を明らかにし,課題間の関係を明らかにすることを試みた。その結果,林地経営の零細化,林地分配の不公平,農民の林地の喪失,単一樹種育成による生態環境の悪化,法律の不備といった共通の課題が指摘されていることが分かった。課題間関係として,林地の集中化に起因するものと逆に分散化に起因し林地経営が零細化するものが挙げられた。零細化は林業経営には不利に働くが,個々の農民の権利・公平性の面では配慮がなされている。他方,集中化は経営面では優れているが,公平性の面では著しく劣っており,また生態環境の問題も存在する。これらの問題は,法制度と実施体制の不備が大きく関係していると言える。(著者抄録)
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分類 (3件):
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林業政策  ,  森林生物学一般  ,  森林の人工更新 
引用文献 (20件):
  • 顏士鵬ほか(2013)学術交流234(9):56-6(中国語文献).
  • 平野悠一郎(2013)林業経済66(8):1-17.
  • 平野悠一郎(2014a)中国の森林をめぐる法政策研究,pp.37-63,成文堂,東京.
  • 平野悠一郎(2014b)中国の森林をめぐる法政策研究,pp.169-187,成文堂,東京.
  • 龐淼(2012)農村経済4:47-49(中国語文献).
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