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J-GLOBAL ID：201502209944970539   整理番号：15A0609580

海水環境におけるステンレス鋼接触条件下での炭素鋼の腐食挙動

Corrosion Behavior of Carbon Steels Coupled to Stainless Steels in Sea Water

著者 (3件)： 佐藤弘隆 (新日鉄住金エンジニアリング) ,  山路徹 (港湾空港技研) ,  酒井潤一 (早稲田大 理工学術院)
資料名： 材料と環境  (Corrosion Engineering of Japan)
巻： 64  号： 5  ページ： 183-187  発行年： 2015年05月15日 
JST資料番号： F0006A  ISSN： 0917-0480  CODEN： ZAKAEP  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ステンレス鋼被覆と電気防食を併用した海洋鋼構造物において,電気防食不良が引き起こす腐食損傷リスクを評価するためには,ステンレス鋼に接触した炭素鋼の腐食速度が,異種金属接触腐食によってどの程度促進されるかを把握することが不可欠である。そこで本研究は,炭素鋼に接触するステンレス鋼の面積比が炭素鋼の腐食挙動に与える影響を明らかにすることを目的とした。試験の結果,炭素鋼の腐食速度はステンレス鋼の接触によって促進されるが,腐食促進の程度は面積比から予測されるよりも格段に小さかった。また,炭素鋼と接触した状態で浸漬したステンレス鋼の表面にはエレクトロコーティングが形成されていた。エレクトロコーティングは,ステンレス鋼表面への溶存酸素の拡散とカソード反応である酸素還元反応を抑制していると考えられる。(著者抄録)

シソーラス用語： *海洋構造物 ,  *鋼構造 ,  炭素鋼 ,  *電池作用腐食 ,  電気防食 ,  海水 ,  損傷 ,  リスク評価 ,  *腐食速度 ,  比率 ,  面積 ,  *腐食生成物 ,  炭酸カルシウム ,  水酸化マグネシウム ,  溶存酸素 ,  拡散 ,  還元 ,  酸化還元反応 ,  抑制 ,  挙動 ,  *腐食機構 ,  *腐食試験 ,  オーステナイト系ステンレス鋼 ,  塗装 ,  潮位 ,  試験水槽 ,  *溶接継手 ,  インコネル ,  異種金属溶接 ,  Alloy625 ,  酸素拡散 ,  腐食挙動 ,  腐食損傷 ,  酸素還元 ,  *腐食 ,  *速度 ,  *機構
準シソーラス用語： SUS312L ,  干満帯 ,  酸素還元反応 ,  反応抑制 ,  *腐食リスク ,  面積比

分類 (3件)： 腐食基礎理論,腐食試験  (WB03020Q) ,  溶接設計,溶接構造物  (WC07140A) ,  その他の海洋土木  (RC14040W)

引用文献 (10件)：

• 1) H. Sato, Piping Eng., 45, 50 (2003).
• 2) N. Sasaki, H. Sato, M. Ishida and M. Abe, Bosei Kanri (Rust Prev. Control), 46 [3] 6 (2002).
• 3) H. Sato, N. Sasaki, M. Ishida, H. Hamada and M. Abe, Bosei Kanri (Rust Prev. Control), 49 [8] 1 (2005).
• 4) J. Sakai, Materia Jpn. (Bull.Jpn. Inst. Met.), 50 [7] 279 (2011).
• 5) J. A. Ellor and G. A. Gehring, Jr., Mater. Perform., 27 [5] 45 (1988).

タイトルに関連する用語 (5件)： 海水 ,  環境 ,  ステンレス鋼 ,  炭素鋼 ,  腐食挙動