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J-GLOBAL ID：201502210154338556   整理番号：15A0911997

ウェアラブル・ユビキタスコンピューティング研究の最新動向 2 屋内測位の基幹技術としての歩行者デッドレコニング

著者 (3件)： 河口信夫 (名古屋大) ,  河口信夫 (Lisra) ,  梶克彦 (愛知工大)
資料名： 情報処理  (IPSJ Magazine)
巻： 56  号： 9  ページ： 855-857  発行年： 2015年08月15日 
JST資料番号： G0427A  ISSN： 0447-8053  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 屋内測位の基幹技術として重要と考えられる歩行者デッドレコニング(PDR)技術,およびその動向について解説した。GPSの使用できない屋内測位のための従来技術には,電波や音,磁場といったノイズが混合しやすい信号を利用しているため,位置推定の安定性に課題がある。それに対して,PDRは,加速度センサやジャイロセンサを用いて,人の向きや歩数,歩速などを推定し,相対的な人の移動経路を推定する技術であり初期位置と絶対方向がわかっていれば屋内測位に利用できる。スマートフォンなどの安価なセンサを用いて,PDRと従来の絶対測位が可能な技術との組合せによる高度な屋内測位技術が求められている。本稿では,PDRの評価方法,ならびに世界的なPDR評価基準の構築に向けた動向も紹介した。

シソーラス用語： ユビキタスコンピューティング ,  *モバイルコンピューティング ,  *位置決め ,  屋内環境 ,  情報サービス ,  歩行者 ,  航法 ,  評価基準 ,  *屋内位置決め ,  歩行者ナビゲーション
準シソーラス用語： *ウェアラブルコンピューティング ,  位置情報サービス ,  デッドレコニング

分類 (1件)： 電子航法一般  (ND14010O)

引用文献 (5件)：

• 河口信夫:測位技術の変遷~天文航法から屋内測位まで測位メディアの観点から~,電気学会誌,Vol.134, No.12, pp.832-835 (2014).
• Ban, R., Kaji, K., Hiroi, K. and Kawaguchi, N. : Indoor Positioning Method Integrating Pedestrian Dead Reckoning with Magnetic Field and WiFi Fingerprints, The Eighth International Conference on Mobile Computing and Ubiquitous Networking (ICMU2015), pp.169-174 (2015).
• 興梠正克,蔵田武志:歩行者自律航法(PDR)ベンチマークの一手法とその評価,HHCGシンポジウム,2014-A-1-4 (2014).
• 小西啓佑,五十嵐規和,松下祐介,吉澤史男:1歩毎の測位誤差を考慮したPDRの定量的精度評価手法の検討情報,第77回情報処理学会全国大会,4D-03 (2015).
• 安部真晃,梶 克彦,廣井 慧,河口信夫:経路の複雑さによらないPDR評価指標と経路可視化ツールの提案,マルチメディア,分散,協調とモバイル (DICOMO2015) シンポジウム,pp.334-339 (2015).

タイトルに関連する用語 (8件)： ウェアラブル ,  ユビキタスコンピューティング ,  研究 ,  最新動向 ,  屋内 ,  測位 ,  歩行者 ,  デッドレコニング